ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日
雪印メグミルクは、10月20日~23日に開かれた国際酪農乳業連盟(IDF)主催の「IDFワールドデーリーサミット2025」(チリ・サンティアゴ)で、弘前大学との共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」の活動をまとめたポスター発表が健康と栄養の分野で優秀賞を受賞。また、8つの分野の中から最も優秀な賞に贈られる「最優秀ポスター賞」を受賞した。
「最優秀ポスター賞」賞状
「ミルク栄養学研究講座」は、弘前大学が実施する「岩木健康増進プロジェクト」の超多項目健康ビッグデータ解析による健康因子としての腸内菌叢の役割を解明するため、乳製品の摂取など食事パターンと腸内菌叢の関連において集団および個人の健康状態への影響を調べることを目的としている。
雪印メグミルクは、弘前大学との「ミルク栄養学研究講座」で、乳製品摂取と健康状態の関係を明らかにし、同社が強みとする骨や乳酸菌などの深耕に加え、ミルクの新たな健康価値創出に取り組んでいる。
受賞した雪印メグミルク ミルクサイエンス研究所の新屋輝長氏
発表内容の概要は次の通り。
日本の酪農乳業界は、乳製品の日常的な摂取促進が市民の健康増進につながる可能性があると考えている。雪印メグミルクは、弘前大学との共同で「ミルク栄養学研究講座」を開設。弘前大学が主導する弘前COI-NEXTプログラムに参画し、乳製品摂取と健康増進に関する研究や、地域社会における健康増進活動への参加に取り組んでいる。
岩木プロジェクト健診により取得した「岩木健康ビッグデータ」を活用し、網羅的な統計解析を行い、乳製品摂取による健康への影響について調べた結果、乳製品摂取が骨強度や収縮期血圧、それらに関連したバイオマーカーとの関連性を明らかにした。
また、弘前COI-NEXTプログラムにおいて行われた一連の健康増進活動の1つである弘前郵便局における健康増進プログラムでは、健康教育に続く3か月間のカルシウム強化乳製品の継続摂取により、参加者のカルシウム摂取量の増加が認められた。
こうしたデータ駆動型研究による健康啓発活動は、酪農業界がウェルビーイングな社会構築に貢献できる、新たなアプローチとして期待される取組みといえる。
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