東京都「Tokyo-NbSアクションアワード」で優秀賞 稲城での里山活動が評価 パルシステム東京2025年12月23日
生活協同組合パルシステム東京は、「第2回Tokyo-NbSアクションアワード~自然とともに、未来をつくる~」中小規模法人部門で優秀賞を受賞した。「いなぎめぐみの里山」(東京都稲城市)を拠点とする自然体験活動による地域コミュニティ形成と多様な主体による里山維持管理の継続的活動が評価された。
ジャガイモ収穫体験
同アワードは、東京都が2024年度に創設した表彰。2023年4月に改訂した「東京都生物多様性地域戦略」に基づき、自然が有する機能を持続的に利用し、多様な社会的課題の解決につなげる活動(Nature-based Solutions,NbS)を先駆的に実践する事業者などを表彰している。第2回のアワードには52団体が応募し、4団体の受賞が決定まった。
パルシステム東京は稲城市に約2.5haの里山を保有し、利用者をはじめ地域住民や職員、連携団体とともに自然体験活動や保全活動を継続してきました。これまでの活動が評価され、中小規模法人部門で優秀賞を受賞した。
生き物観察
「いなぎめぐみの里山」は2004年、宅地開発が進む稲城市で30年以上放置され、ササが生い茂っていた山林を借り受け開設。農業や竹林整備体験ができる交流の場として敷地内を整備し、交流スペースを設けた。2017年にはパルシステム東京が土地を取得し、翌年に稲城市から自然環境保全地域として指定された。
2024年度は68回のイベントが開かれ、生き物調査や間伐した竹の工作、畑の収穫体験などに2476人が参加。敷地内に設置されたピザ窯で収穫物を調理するなど、利用者をはじめ地域住民の交流の場として親しまれている。
イベントに参加した子どもも竹林を整備
イベントの開催は株式会社nuucoto(東京都稲城市)に業務委託し、認定NPO法人JUON (樹恩)NETWORK(東京都杉並区)や研究者などと連携し里山の保全やモニタリングを進めてきた。職員や利用者、近隣住民による森林整備ボランティアを育成し、孟宗竹が生い茂り枯れ落ちた広葉樹の再生を目指し整備活動を継続している。
多様な立場の人たちと20年にわたり里山の維持管理を継続してきたことが、今回の受賞につながった。
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