高知県「Next次世代施設園芸農業」向けIoP実装へ 管理委託業務受注 プロンプト・K2021年8月24日
IoT向け時系列データベース開発とIoTソリューション開発を手がけるプロンプト・K株式会社は、高知県のプロジェクト事業「”IoP”が導くNext次世代施設園芸農業への進化」の施設園芸農業のICT化でIoT情報基盤となる「IoPクラウド」の令和3年度開発管理者業務を令和2年度に続き受注した。
「世界初となる本格的な施設園芸農業向けのIoTプラットフォーム」を標榜するIoPクラウドは、内閣府が推進する地方創生政策のひとつ「地域におけるSociety5.0の推進」の一環として交付される地方創生推進交付金等を活用して整備が進められている。IoPクラウドを含むプロジェクト事業全体では2018年からの5年間で総額27.8億円が投じられる。
令和2年度から同社が開発管理業務を担当して始まったIoPクラウドの本格的な構築及び開発は、「IoPクラウドと県下のビニールハウスをIoTの活用によりリアルタイムに繋ぐ情報基盤整備」「生育画像解析AIサービスの搭載」「気象庁データを高知県微気象予測データとしての活用」「JA高知県の基幹システムと連携して生産者別出荷量データをIoPクラウドで一元化」の関連施策が同時並行で立ち上げられた。これは、高知全県下に向けた社会実装となっており、JA高知県、園芸機器・資材メーカからAI開発ベンダまで多種多様な業種が参画。対象ユーザも生産者、JA、県機関、流通業者、市場関係者と川上から川下までの広がりが期待されている。
続く令和3年度は、IoPクラウドが本格的なサービスを始め、高知県が掲げる「データ駆動型農業」の情報基盤として本格活用を開始。また、さらに魅力的な新規機能追加やWAGRIなどの農業系プラットフォームとの外部システム連携を開始。「施設園芸農業向けIoTプラットフォーム」の第二形態へ向けて進化をはじめる。
IoPクラウドの進化に向けて、同社には関連プロジェクト全体のマネジメントだけでなく、設計開発の全体統一を図り、IoPクラウドをあるべき姿に導く実質的な"アーキテクト"の役割が求められている。同社は、時系列データを適切に取り扱うことで高度なIoTプラットフォームを実現するノウハウや基礎的で先進的なIoTテクノロジーを投入することで、高知県がめざすNext次世代施設園芸農業と「データ駆動型農業」の普及推進、また、生産者の所得向上へ貢献していく。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日