タマネギべと病 県北部で発生 和歌山県2022年3月24日
和歌山県農作物病害虫防除所は、タマネギべと病の発生を県北部で確認。これを受け、3月22日に病害虫発生予察注意報第6号を発令した。
タマネギべと病越年罹病株(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
3月中旬の県北部におけるタマネギべと病越年罹病株の発生ほ場率は27%、発病株率は0.51%と、いずれも3月中~下旬の平年(発生ほ場率7%、発病株率0.05%)に比べて高い。また、2012年以降、最も高い発生ほ場率と発病株率となっている。
タマネギべと病二次感染株の病斑(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇前年に発生が多かったほ場は、本年も発生しやすい。
〇同病は、気温15℃前後で曇雨天が続くと多発する。
〇ほ場をこまめに見回り、越年罹病株の早期発見と抜き取りを徹底する。抜き取った株は袋に入れ、ほ場の外に持ち出して適切に処分し、早急に薬剤散布を行う。
〇胞子飛散による感染拡大を防ぐため、発生が認められないほ場においても早期からの予防散布を徹底する。二次感染株が認められた場合は早急に薬剤散布を行う。
〇薬剤の感受性低下を防ぐため、同一系統の薬剤は連用しない。
〇排水を良好にし、降雨による浸冠水や停滞水をなくす。
〇防除薬剤は最新の登録情報(農林水産省農薬登録情報提供システム)を参照し、適正に使用する。
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