トマト黄化葉巻病 全県のトマト、トルコギキョウなど施設栽培で発生 長野県2022年4月20日
長野県病害虫防除所は、トマト黄化葉巻病(TYLCV)の発生を全県のトマト、ミニトマト、およびトルコギキョウ施設栽培で確認。これを受け、4月15日に病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
TYLCV感染株・タバココナジラミ成虫(写真提供:長野県病害虫防除所)
2021年12月から今年3月にかけて長野県下のトマト、ミニトマトとトルコギキョウを栽培する25施設で、トマト黄化葉巻病とタバココナジラミの発生調査を行なったところ、南信地域の複数の施設で確認された。病原ウイルス(TYLCV)は、タバココナジラミによって媒介されるため、今後気温の上昇とともに南信地域以外でも発生が拡大する恐れがある。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇苗の導入に際しては、ウイルス感染やタバココナジラミの発生がないものとする。
〇施設栽培は開口部に0.4ミリ以下の目合いの防虫ネットを張り、開放状態にしない。また、光反射マルチ資材等を設置し、媒介虫の侵入を防ぐ。
〇施設、ほ場の内外に黄色粘着板や黄色粘着テープを設置し成虫の早期発見と捕殺を行う。
〇施設内やほ場周辺の雑草や野良生えトマトは、タバココナジラミの発生源となるため、除草剤の散布や抜取り等を行い適切に処分する。
〇トマト黄化葉巻病に似た症状を発見したら、直ちに株を抜根してビニール袋等に入れ密封し(40℃、10日以上)、完全に枯死させる。その後、残渣は土中に埋却するか、焼却する。また、最寄りの農業農村支援センターまたは病害虫防除所へ連絡する。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日