ムギ類に赤かび病 県内全域で発生 開花から10日前後の感染に注意 三重県2022年4月22日
三重県病害虫防除所は、ムギ類に赤かび病の発生を県内全域で確認。これを受け、4月21日に病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
今年のコムギの出穂期は平年並からやや早く、伊勢平坦部で4月中旬以降開花が始まっている。コムギの開花始めに当たる4月中旬は、曇雨天が続き、平均気温は16.6℃と平年の14.0℃より高く推移。1か月予報(4月14日・名古屋地方気象台発表)によると、向こう1か月の平均気温は高くなり、降水量は平年並か多い見込み。
ムギ類では開花から10日前後の間が赤かび病に最も感染しやすく、この間に降雨があって、気温が20~27℃の時に感染が激しくなる。こうした気象状況は、赤かび病発生の好適条件となることから、多発することが予想されるため注意が必要。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇防除適期は開花始めから開花盛期。開花前、あるいは開花後の薬剤散布では防除効果が劣る。薬剤は三重県農薬情報システムで検索を。
〇ほ場をよく観察して、播種時期ごとに出穂および開花状況を把握し、薬剤を散布する。
〇開花期以後に降雨が続き、気温が高く推移した場合は、開花期防除の7~10日後に追加防除を行う。
〇追加防除を行う場合は、系統の異なる薬剤をローテーション散布し、感受性の低下を防止する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(165)食料・農業・農村基本計画(7)世界の食料供給の不安定化2025年10月25日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(82) 4-キノリル酢酸【防除学習帖】第321回2025年10月25日 -
農薬の正しい使い方(55)防除の要は第一次伝染時【今さら聞けない営農情報】第321回2025年10月25日 -
オリーブと広島【イタリア通信】2025年10月25日 -
【特殊報】果樹全般にチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で発生と加害を初めて確認 広島県2025年10月24日 -
東京と大阪で「業務用米セミナー&交流会」 グレイン・エス・ピー2025年10月24日 -
どうなる日本の為替・金利の行方? 合理的価格形成のあり方は? アグリビジネス投資育成がセミナー(1)2025年10月24日 -
どうなる日本の為替・金利の行方? 合理的価格形成のあり方は? アグリビジネス投資育成がセミナー(2)2025年10月24日 -
【人事異動】農水省(10月21日付)2025年10月24日 -
生産者の米穀在庫量257kg 前年同月比17.4%減 農水省2025年10月24日 -
(458)農業AIは誰の記憶を使用しているか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月24日 -
甘みたっぷりブランド温州みかん 福岡県産「北原早生フェア」25日から開催 JA全農2025年10月24日 -
11月23日は『ねぎ』らいの日「小ねぎフェア」27日から開催 JA全農2025年10月24日 -
関西電力発行のトランジション・ボンドに投資 温室効果ガス削減を支援 JA共済連2025年10月24日 -
滋賀県産近江米「みずかがみ」など約50商品を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年10月24日 -
寒さの中に咲く、あたたかな彩り「埼玉県加須市産シクラメン」販売開始 JAタウン2025年10月24日 -
JAタウン「あつめて、兵庫。」×「お肉の宅配 肉市場」コラボ特別セット販売2025年10月24日 -
【農と杜の独り言】第5回 水田のある博覧会 食料安保考える機会に 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年10月24日 -
ありあけ「横濱ハーバーダブルマロン」で「ミャクミャク」「トゥンクトゥンク」 のコラボ商品発売 国際園芸博覧会協会2025年10月24日 -
鳥インフル スウェーデンからの生きた家きん、家きん肉等 輸入一時停止 農水省2025年10月24日


































