植物ホルモン「オーキシン」の生合成で重要な2段階酵素反応における調節機構を解明2022年6月15日
横浜市立大学木原生物学研究所の嶋田幸久教授、佐藤明子職員および農研機構西日本農業研究センターの添野和雄上級研究員らの共同研究グループは、植物ホルモンの一種であるオーキシン生合成の主経路で働く2段階の酵素反応における調節機構を解明した。

オーキシンは植物の成長をあらゆる場面で制御する重要な成長制御物質だが、その生合成の制御機構についてはほとんど解明されていなかった。共同研究グループは、初発の生合成酵素であるTAA1/TARs1の活性が、その生成物であるインドールピルビン酸IPyAによって制御されており、このフィードバック制御のメカニズムが鍵となっていることを解明した。
今後は、今回明らかとした知見をさらに発展させ、植物がいつ、どのようにオーキシン量を的確に調節して作り、自身の体作りを制御しているのか、その仕組みの解明に発展することが期待される。また、今回開発したIPyAの類似化合物よりも効果の高い生合成阻害剤の開発や、ゲノム編集技術などにより、オーキシン生合成の制御が可能となれば、農作物やバイオ燃料などの資源となるバイオマスの生産向上などに向けた新たな技術開発につながることが期待される。
同研究成果は、米国科学アカデミー紀要(PNAS誌)に掲載される。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】シキミ、カンキツにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 宮崎県2025年11月6日 -
【注意報】野菜類・花き類にチョウ目害虫 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年11月6日 -
米の生産費高止まり 60kg1万5814円 24年産米2025年11月6日 -
栗ご飯・栗タマバチ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第363回2025年11月6日 -
輸出の人気切り花スイートピー生産の危機【花づくりの現場から 宇田明】第72回2025年11月6日 -
熊本県の大雨被害に災害見舞金を贈呈 JA全国共済会2025年11月6日 -
千葉県から掘りたてを直送「レトルトゆで落花生 おおまさり」販売開始 JAタウン2025年11月6日 -
「たすけあい story エピソード投稿キャンペーン」 公式X・Instagramで募集開始 抽選で特選ギフト JA共済連2025年11月6日 -
東京育ち 幻の黒毛和牛「東京ビーフ」販売開始 JAタウン2025年11月6日 -
GREEN×EXPO2027まで500日 横浜市18区で一斉の取り組みで機運醸成2025年11月6日 -
オンライン農業機械展示会「オンラインEXPO 2025 WINTER」を公開中 ヤンマー2025年11月6日 -
第6回全社技能コンクールを開催 若手社員の技術向上を目的に 井関農機2025年11月6日 -
兵庫県 尼崎市農業祭・尼崎市そ菜品評会「あまやさいグランプリ」9日に開催2025年11月6日 -
静岡・三島でクラフトビール×箱根西麓三島野菜の祭「三島麦空」開催2025年11月6日 -
森林・林業業界の持続的価値創出へ「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」実施 森未来2025年11月6日 -
ホクトのエリンギ プリプリ食感になって26年振りにリニューアル2025年11月6日 -
豆乳生産量 2025年度7-9月期 前年同期109% 日本豆乳協会2025年11月6日 -
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月6日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月6日 -
収穫体験やお米抽選会「いちはら大収穫祭2025」開催 千葉県市原市2025年11月6日


































