植物の鉄蓄積調節を担う"短鎖ペプチドFEP1"の機能を明らかに 岡山大学2022年9月15日
岡山大学の平山隆志教授と馬建鋒教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの持田恵一チームリーダーらの共同研究グループは、植物の鉄欠乏応答で重要な役割を担う短鎖ペプチドFEP1/IMA3の機能を明らかにした。
生物にとって鉄はなくてはならないミネラルのひとつ。鉄は使いにくい不溶性の状態で土壌に多く含まれているが、植物は独自の方法でこれを可溶化して取り込み利用している。一方、鉄は多すぎると有害で、鉄の取り込み、分配、維持は厳密に調節されていると考えられる。
平山教授らは、2018年に、植物の鉄欠乏応答で重要な役割を担う短鎖ペプチドFEP1を発見し報告した。今回の研究では、このFEP1が植物の物質の輸送・分配に関わる維管束組織の鉄の取り込みや分配で重要な役割を担っていることを、網羅的遺伝子発現解析や生理学的解析から明らかにした。同研究成果は、作物の鉄吸収能力の向上を可能にし、さらにヒトの鉄摂取不足の解決につながると期待される。
同研究成果は8月22日、英国の植物科学雑誌『Plant Cell & Environment』のOriginal Articleとして掲載された。
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