自動撮影で赤とんぼの定量的調査に成功 福島県の営農再開水田等で実証 農研機構2023年3月10日
国立環境研究所、福島県農業総合センター、農研機構東北農業研究センターらの研究チームは、自動撮影による赤とんぼの定量的調査に成功した。

同研究チームは、独自に開発した自動撮影装置を用いて福島県の営農再開水田などで赤とんぼ類(アカネ属)の調査を実施。
その結果、秋の成虫個体数調査と自動撮影調査の結果が一致すること、また、アカネ属の一種であるノシメトンボに関しては、秋の自動撮影調査の結果から翌年に羽化するヤゴの個体数をある程度予測できることが明らかになった。
この結果は、生息場所として陸上と水中の両方を必要とする里地里山環境の指標昆虫である赤とんぼ類に自動撮影による定量的な調査が適用できることを示した世界初の研究成果で、里地里山再生の評価の効率化に寄与するともに、生物多様性モニタリング技術発展の礎となることが期待される。
同研究の成果は、2月28日付で生命科学・環境科学分野の学術専門誌『PeerJ』に掲載された。
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