スマート農業発展の基礎確立 星岳彦教授が日本農学賞と読売農学賞受賞 近畿大学2023年3月28日
近畿大学は同生物理工学部 生物工学科の星岳彦教授が、令和5年度日本農学賞と読売農学賞を受賞することを発表。授与式と受賞者講演会は4月5日、東京大学弥生講堂で開かれる日本農学会で行われる。
星教授が創設したユビキタス環境制御システム(UECS)のロゴ(左)とシステムが導入されたハウス
日本農学賞は、農学研究者に与えられる賞で、令和5年度は7人が受賞。星教授は、「施設植物生産の先駆的農業情報工学研究と自律分散環境制御技術の普及」の業績により受賞した。
近畿大学生物理工学部生物工学科の星岳彦教授
星教授は、農業情報工学創成期の約40年前から、主に自律分散システム・知的情報処理に関する研究を世界に先駆けて推進。施設園芸・植物工場の生産性と競争力の強化をめざす今のスマート農業発展の基礎を創った。
また、温室・ハウスの高度環境制御システムを誰でも研究・開発・製造できる、世界で唯一の自律分散型オープンプラットフォーム「ユビキタス環境制御システム(UECS)」を、2004年に創設。製品化等の社会実装を推進し、農家が自作導入して増益できる篤農技術として確立・普及させた。
受賞にあたり星教授は「コンピュータは農業を発展させると確信し、自律分散システム、AI、データサイエンスの実学応用研究を約40年前から進めてきた。情報工学技術が驚異的発展を遂げている今、受賞に至った研究成果が農業のスマート化として生産現場に実装・活用されていることをとても嬉しく思います」とコメントしている。
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日
-
産業用ドローン世界市場 2023年は1兆4124億円に成長予測 矢野経済研究所2024年4月19日
-
バラ酵母使用「一ノ蔵 純米吟醸 プリンセス・ミチコ」数量限定発売 一ノ蔵2024年4月19日