ナノ素材活用で蓄電量の高い電極素材 開発成果を紹介 生研支援センター2023年3月30日
農林水産業や食品産業における新産業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供する生研支援センターは、ナノ素材を活用し、より蓄電量の高い電極素材の開発成果を紹介している。
カーボンナノチューブ(提供:ナノサミット株式会社)
大容量キャパシタとも呼ばれるスーパーキャパシタは、短時間で充電でき、充放電サイクルの寿命が長いという長所を備えているが、リチウムイオン電池などの二次電池に比べて、蓄えられる電気の量が少ない。
この課題の解決に挑んだナノサミット株式会社(埼玉県川口市)は、髪の毛の1000分の1のナノサイズ(ナノは10億分の1の単位の呼称)の素材を活用し、1kgあたりに蓄えられる電気の量が大きい高性能の電極素材を開発した。
蓄電量を増やす電極材料のナノ素材(提供:ナノサミット株式会社)
同素材を用いたスーパーキャパシタが電気を蓄えられる量は従来品の約3倍あり、瞬時に大きなパワーを発揮できる上、長時間にわたって電力を供給することが可能になる。将来的には、一気に冷やす必要がある冷凍・冷蔵機器や長時間の稼働が必要な農業機械などに利用されることが期待されている。
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