作付け調査効率化アプリ「デタバ」青森県大鰐町で全国初の導入決定 サグリ2023年6月19日
衛星データとAI、区画技術を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業のサグリが開発した作付け調査効率化アプリ「デタバ」が、青森県大鰐町に全国で初めて導入された。
作付け調査は、農地において紙台帳の通り作付けがされているかどうかを調査するもの。大鰐町では、紙台帳をもとに調査を行い、広範囲に及ぶ農地を1つずつ目視で確認するため、数回足を運ぶこともあり、大きな負担のかかる作業だった。また、調査後も紙の台帳からパソコンにデータを入力するため、さらに膨大な労力がかかる。
作付け調査効率化アプリ「デタバ」は、衛星データとAIを活用して、作付けの推定結果を把握し、作付け判定結果をWeb上で記録できるため、作付け調査における膨大な時間と労力の削減につながると期待され導入が決まった。
デタバは農地の作物銘柄を見分けることができる行政の地域農業再生協議会向けのソリューション。営農計画書で申請された作物が申請通り作付けされているかをAIが判断し、申請通りに作付けされていないと判断された場所に絞った調査を行うことで調査の効率化を図れる。
全国市町村地域農業再生協議会では、毎年、営農計画書に沿った目視による業務負担が問題になっており、これまで数々の自治体様でデタバの実証実験が行われきた。今回の青森県大鰐町の事例が正式に作付け調査に導入の初事例になる。
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