水田から発生する温室効果ガス削減値の数値化機能「paditch」に追加 モニター農家募集 笑農和2023年7月3日
株式会社笑農和(富山県滑川市)は、水田から発生する温室効果ガス(メタン)削減値の数値化を実現するシステムを開発し、スマホで水管理ができる「パディッチ(paditch)」に導入。さらに、カーボンオフセットモードを機能追加した「paditchカーボン・オフセット」を利用するモニター農家を募集している。
水田水管理システム「paditch」
同社は、水田から発生する温室効果ガス(メタン)削減値の数値化を実現するシステムを開発。既存製品であるpaditchにシステム導入し、利用者が削減値データを取得できるサービス「paditchカーボン・オフセット」のローンチを秋に予定している。
これに伴い、より簡単に数値化できるよう、現在の管理画面「paditch cockpit(パディッチ コックピット)にカーボンオフセットモードを機能追加するにあたり、「paditchカーボン・オフセット」を利用するモニター農家を募集している。
paditchはスマホ・タブレット・PCを使って、水田におけるスマートな水管理を実現。水位調整機能を使うと、田植え後の水管理を遠隔で操作でき、あらかじめ水位・水温を設定しておくことで、自動で開閉もできる。手動の水管理では、何枚もある田んぼを一か所ずつ車で回り、細い畦道まで時間をかけて歩いて水門を開閉するなどの手間がかかるが、paditchの導入で、時間と労力の削減につながる。 新たに追加する「カーボンオフセットモード」機能では、水管理作業の中干しの記録と管理がさらに簡単になる。
「中干し開始」ボタンを押すと、自動的に水管理スケジュールが生成され、中干しを実施。また、中干し期間を表示することで温室効果ガスを意識した営農管理も可能になり、削減効果も可視化する。
「paditchカーボン・オフセット」の管理画面
「paditchカーボン・オフセット」の管理画面
重要な記事
最新の記事
-
どこまで理解しているのか小泉大臣【小松泰信・地方の眼力】2025年6月25日
-
フードバンク、子ども食堂への備蓄米無償交付を追加 農水省2025年6月25日
-
【人事異動】農水省(6月23日付、24日付、25日付)2025年6月25日
-
ブラジル向け精米 検疫条件が緩和 農水省2025年6月25日
-
【JA人事】JA福山市(広島県)占部浩道組合長を再任(6月24日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAとうと(岐阜県)古川敏之組合長を再任(6月20日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAいずみの(大阪府)谷口敏信組合長を再任(6月25日)2025年6月25日
-
【JA人事】JA松任(石川県)得田恵裕組合長を再任(6月21日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAハリマ(兵庫県)柴原利春組合長を再任(6月21日)2025年6月25日
-
エンゲージメント向上へ若手職員がプロジェクト 「目安箱」設置も JAさいたま2025年6月25日
-
土壌診断研修会(基礎編)を開催 JA全農みえ2025年6月25日
-
みえの米ブランド化推進会議総会を開催 高温耐性「結びの神」拡大へ JA全農みえ2025年6月25日
-
「2025愛媛みかん大使」募集中 JA全農えひめ2025年6月25日
-
第53回通常総代会を開催 JA鶴岡2025年6月25日
-
青森県産 稀少な大玉さくらんぼ「ジュノハート」を数量限定販売 JAタウン2025年6月25日
-
【農と杜の独り言】第1回 国際園芸博覧会とは 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年6月25日
-
アズキの遺伝子の知見を利用 ダイズのさやの弾け難さを強化 農研機構2025年6月25日
-
「水稲移植栽培における除草剤体系処理によるナガエツルノゲイトウ防除技術」SOP公開 農研機構2025年6月25日
-
"カメムシ急増"に天然成分100%の「モスガード スプレー」 第三者機関の試験で一定の効果 たかくら新産業2025年6月25日
-
近赤外分光とAI活用の次世代土壌分析サービスを開始 片倉コープアグリ2025年6月25日