【注意報】果樹全般に果樹カメムシ類 県内全域でやや多発のおそれ 山口県2023年9月1日
山口県病害虫防除所は、カンキツ、ナシ、リンゴ等果樹全般に果樹カメムシ類(クサギカメムシ、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が県内全域でやや多発のおそれがあるとして、8月31日に令和5年度病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
クサギカメムシ、チャバネアオカメムシ、(写真提供:山口県病害虫防除所)
山口県病害虫防除所によると、果樹カメムシ類の主要な餌となるスギ・ヒノキの球果量調査では、着果が過去10年で最も多く、山林に生息するカメムシ類は多いと考えられる。
予察灯(県内4か所、7月29日~8月28日合計)における果樹カメムシ類の誘殺数は541頭(平年510頭)で、8月中旬以降に急増。今後、山林で増殖した果樹カメムシ類が果樹園へ飛来して被害が発生すると予想される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
◎防除方法
(1) 果樹園への飛来に注意し、飛来を確認したら直ちに薬剤散布を行う。
(2) 薬剤散布後も園内を観察し、再度飛来を確認した場合は追加の散布を行う。
(3) 防除薬剤は、別添表を参考にする。
◎防除上注意すべき事項
(1)カンキツ類は、着色前の果実でも吸汁されると果実内部が褐変し、落果するため特に注意する。
(2)ナシ等の有袋栽培であっても、果実肥大により果実が袋に接した時期に加害されるため注意する。
(3)これから収穫期を迎える果樹が多いため、収穫前日数や使用回数を考慮して、事前に薬剤を準備する。
(4)カメムシ類に対する薬剤散布によりハダニが増殖する場合があるため、カメムシ防除を行った場合はハダニの発生状況に注意する。
(5)薬剤散布の際は、農薬使用基準を遵守し、周辺作物への飛散を防止するとともにミツバチ等の有用生物へ危害を及ぼすことがないよう十分注意する。
重要な記事
最新の記事
-
焼き鳥・雀・燕【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第352回2025年8月7日
-
【注意報】ねぎにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 徳島県2025年8月6日
-
動画講座と体験キットで組合員活動を支援 新規事業「JAサテライトプラス」 家の光協会2025年8月6日
-
必要なのは自責史観【小松泰信・地方の眼力】2025年8月6日
-
農福連携に取り組む優れた事例を表彰「ノウフク・アワード2025」募集 農水省2025年8月6日
-
福田屋百貨店で日本一の「とちぎ和牛」特別販売イベント JA全農とちぎ2025年8月6日
-
人気アニメ「【推しの子】」と福島県産モモがコラボ 描き下ろしデザイン箱&ステッカー入り JA全農福島2025年8月6日
-
スマート農業技術の実演会開催 キャベツ栽培で可変施肥に活用 JA全農岐阜2025年8月6日
-
和牛焼肉 信州そだちで「長野県産花の日フェア」7日に開催 JA全農2025年8月6日
-
「たすけあい story」アニメ第1話を8月29日公開 浜辺美波さん・福原遥さんが"実体験"を演じる JA共済連2025年8月6日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」JA‐SSで洗車や給油を体験 JAタウン2025年8月6日
-
地域農業への理解深める食育活動 地元小学生にキャベツの出前授業 JA熊本市2025年8月6日
-
「令和7年カムチャツカ半島付近の地震に伴う津波」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年8月6日
-
極早生で良食味のニホンナシ新品種「蒼そう月げつ」育成 農研機構2025年8月6日
-
ニホンナシに出現するミルキーな香りの正体 香りを新たな育種ターゲットに 農研機構2025年8月6日
-
アフリカ開発会議の併催イベントに出展 サタケ2025年8月6日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州などからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月6日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年8月6日
-
鳥インフル ブラジルからの家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月6日
-
日本被団協など講演 130人が受け止めた「考え続ける大切さ」パルシステム東京2025年8月6日