場所を選ばない「真妻わさび」栽培施設 マクニカに初導入 NEXTAGE2023年12月19日
持続可能なわさびの自動栽培に取り組むアグリテックベンチャーのNEXTAGEは12月18日、「真妻わさび」を場所を選ばず栽培できる『わさび栽培モジュール』を株式会社マクニカ(横浜市港北区)に初めて導入し、設置を完了した。
モジュール室内の様子
『わさび栽培もジュール』は、わさびの水耕栽培に必要な設備を40ftサイズの断熱コンテナの中に格納しパッケージしたわさび専用の小型植物工場。わさび栽培に最適な環境を実現し、露地栽培の約半分の期間で収穫できる。
栽培に必要な知識やノウハウは、モジュール内に設置したカメラ、センサー情報を元にNEXTAGEが現状を分析し、的確な栽培作業を知らせながら"わさびを栽培"。デジタルテクノロジーを活用し、誰でも、どこでもわさびを栽培できる画期的なわさび栽培モジュールとなる。
今回マクニカは、NEXTAGEの開発した『わさび栽培モジュール』を同社が販売するための実験場として導入。機能、植物工場運営・拡販に必要なノウハウを獲得し、販売におけるサービスレベルの向上を目指す。また、コンテナ式の規格製品版としても初の導入となり、断熱、保湿性などわさび栽培に欠かせない環境を整えている。一方、 NEXTAGEは、栽培主体者となるマクニカに対し、わさびの葉の成長度合いなどを遠隔環境から監視し、AIでの判定や、必要に応じて人的なサポートを行うなどのサービスをサブスクリプションモデルで提供する。
18日にマクニカへの導入と設置を実施
『わさび栽培モジュール』が自社の開発用途以外で初導入となり、NEXTAGE代表取締役の中村拓也氏は「ユーザーであるマクニカ様主体で栽培が実現できれば、まさに"誰でもどこでも"わさびが栽培できることになる。物流の2024年問題が取りざたされる中、モバイル農業によって地産地消が実現できれば、今後は、日本のみならず、世界中に『わさび栽培モジュール』を展開。供給不足の市場に安定をもたらすとともに、新たな消費者を生み出すきっかけにもなれば」と話している。
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