雑草自動検出AIで雑草管理・除草剤の使用量を削減 ナイルワークス2024年3月22日
ナイルワークスは3月27日〜29日、ライトキューブ宇都宮で開催の「日本雑草学会第63回宇都宮大会」に出展。雑草管理・除草剤の使用量の削減に向けて、雑草自動検出AI技術を紹介する。

ドローンやスマートフォンなどによる高精細な近接センシング技術を有する同社は、センシング画像からAIによる自動検出で、初期の小さな雑草の検出に成功した。さらに、雑草の発生箇所を、デジタル情報として圃場マップに表示。雑草を特定することで、農作物・芝・花きなどの栽培における雑草管理や制御に役立てつ。
草刈りや除草剤が必要な箇所だけをひと目で判断できるため、作業効率の向上や除草剤の使用量の削減につながる。また、マッピングされた雑草情報を可変散布対応ドローンなどの農機と連携することで、精密でありながら効率的な除草作業が期待できる。
さらに、雑草自動検出AI技術を応用した生育分析や病害検出、気象データを活かしたシミュレーションを組み合わせた収量予測も実施。薬剤使用量の削減、有機肥料の効果的な活用、生鮮野菜の収量予測による廃棄野菜の削減、収量予測による製造や物流の効率化などに貢献し、環境と調和のとれた栽培体系を確立する。
同社はこれまでに、大学・研究機関・自治体・食品メーカー・生産者など数多くのパートナーと連携し、社会実装を進めてきた。「日本雑草学会第63回宇都宮大会」では、雑草学の研究者、専門家、宇都宮大学の学生などを中心に、先進的なソリューション事例をご紹介する。
◎ソリューション事例
①雑草検出AI:除草剤の使用量削減と作業効率の向上
②病害検出:農業関連試験の効率向上
③センシングデータを活用した水稲直播栽培:水稲生産の低コスト化
④生鮮品の収穫予測:食品ロスの削減
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