次世代の環境配慮型施設園芸の確立へ Carbon Xtract、九州電力、双日九州と実証事業開始 農研機構2025年3月6日
Carbon Xtract、九州電力、双日九州、農研機構は、化石燃料の利用を最小限に抑えた次世代の環境配慮型施設園芸の確立に向けた実証事業を、福岡市の「チャレンジ農園プログラム」で提供される福岡市保有の今津リフレッシュ農園で開始した。
実証実験のイメージ
施設園芸の脱炭素化に向けて、化石燃料の使用により排出されるCO2の削減は喫緊の課題となっている。4者は、同実証事業を通じて、施設園芸において化石燃料を使うCO2施用と加温の2つの装置を電化し、CO2排出量削減に取り組む。
m-DAC®装置
具体的には、Carbon Xtractが開発を進める、分離ナノ膜を用いて大気中からCO2を直接回収する電気式のCO2施用装置「membrane-based Direct Air Capture」(m-DAC®)を利用。これにより、ハウス外で回収したCO2のハウス内への供給が可能となるため、大気中のCO2削減にも貢献する。
また、加温に電気式の装置を利用し、九州電力が長年の研究で蓄積してきたヒートポンプ技術を提供。さらに、農研機構がこれらの技術を組み合わせた最適な栽培技術を確立し、マニュアル化することで、将来的な農業現場への展開を目指す。
双日九州は、同実証事業における経済性の評価や事業モデルの検討の役割を担い、同実証事業の成果を早期に社会実装できるよう支援する。
4者は、施設園芸の電化推進を通じて、九州エリアのカーボンニュートラルの実現に貢献する。
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