兵庫県丹波市立「農(みのり)の学校」第7期生入学式 10~60代の受講生8名 マイファーム2025年4月7日
「自産自消のできる社会をつくる」を理念に掲げる農業ソーシャルベンチャーのマイファーム(京都、西辻一真代表取締役)は4月4日、指定管理業者の指定を受けて運営している「丹波市立 農(みのり)の学校」の入学式を行い、農の学校第7期生・8名が入学した。
「農(みのり)の学校」第7期生入学式
「丹波市立農(みのり)の学校」は丹波市が設置し、民間事業者が運営する全国初の公設民営型の有機農業が学べる全日制農業学校として2019年に開校した。今年の入学生の年齢は10~60歳代と幅広く、地元兵庫、大阪、京都といった関西圏からの入学が過半数を占め、東京や岡山など遠方からの移住者や、初めて海外出身者も入学した。卒業生の約6割が地域内で定住・就農し、地域の農家との連携も深まった結果、有機農業×移住×教育を満たす地域の基幹拠点として発展している。
農の学校では、有機農法を学びながら美味しく栄養価の高い野菜づくりに取り組んでいる。学校から出品した野菜は2023年から3年連続で「身体に美味しい農産物コンテスト」に入賞し、2025年のコンテストではホウレンソウ部門で最優秀賞を獲得。また、年間約50品目の野菜を栽培する農場実習に加え、現役農家や流通事業者を講師に招いた農業経営講義、行政や会計の専門家による収支・営農計画の指導など、農業に欠かせない技術と実践的な経営知識を身に付ける。
近年、猛暑や暖冬、豪雨や少雨など農業経営を脅かす異常気象が頻発していることを踏まえ、第7期のカリキュラムでは最新の科学的な知見とともに地域農家のノウハウも織り込み、異常気象に柔軟に適応できる知識と応用力を養う。さらに「有機の里」として兵庫県内で初めてオーガニック・ビレッジ宣言を行った丹波市の研修機関として、多様な地域資源を循環利用するノウハウを学び、地域の方々と一緒に有機農産物の普及活動にも取り組む。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日