害虫忌避剤プロヒドロジャスモンを用いたアザミウマ防除 SOPを公開 農研機構2025年4月9日
農研機構は4月8日、「害虫忌避剤プロヒドロジャスモンを用いたアザミウマ防除技術標準作業手順書」を公開した。

アザミウマ類は多くの化学合成殺虫剤に対する感受性が低下している難防除害虫で、生産現場からは新たな防除技術の開発が強く求められている。
一部の植物は、病気や害虫による食害など外的ストレスにさらされたときのみに生体防御反応を活性化させる誘導抵抗性を持つ。近年、その誘導抵抗性を病害虫防除に利用するための研究が活発に進められており、植物ホルモン類縁体のプロヒドロジャスモン(PDJ)を処理した植物においても、害虫類に対する抵抗性が強化されることが明らかになっている。
同手順書にしたがって実施したトマトほ場での試験では、PDJ処理株におけるアザミウマ類の密度や食害を慣行レベルまで低減できることが確認されている。PDJの忌避作用を利用した同剤は、殺虫ではなく忌避のため、害虫の薬剤抵抗性が発達しにくく、環境や人にやさしい防除資材。同剤を既存の化学合成殺虫剤と置き換えることにより、「みどりの食料システム戦略」の推進に貢献する。
標準作業手順書全編の利用には登録(無料)またはログインが必要。以下URLから「ログイン/利用者登録」のページにアクセスできる。
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