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年6回収穫も可能な水耕稲作「みずのゆめ稲」実証成功 あゆち2025年6月19日

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株式会社あゆち(兵庫県宍粟市)は、完全無農薬・多段式・短期収穫を可能にする水耕栽培技術を開発し、新品種「みずのゆめ稲」によるコメの生産に成功。草丈15~20cm・栽培期間約2か月という超矮性・早生型の特性を持ち、省スペースでの高密度栽培が可能で、LED波長制御や独自の液肥配合などにより、これまで困難とされた室内での稲の安定栽培を実現した。

通常の5分の1の背丈で高密度栽培可能な「みずのゆめ稲通常の5分の1の背丈で高密度栽培可能な「みずのゆめ稲

「みずのゆめ稲」は同社が長年、育種・研究を重ねてきた草丈15~20cm・栽培期間約2か月の超矮性・早生品種(品種登録出願中)。この特性から野菜のような多段式の水耕栽培が可能となり、狭小空間でも高密度かつ無農薬で、最大年6回の収穫(6期作)を目指すことができる。

今回の実証では、閉鎖型施設内において、独自設計の栽培槽・LED照明・液肥配合を活用し、農薬を一切使わず安定した育成と収穫を実現。従来の「田んぼ」に依存しないこの技術は、災害・気候変動・インフラ未整備・戦時下など、さまざまな不安定な環境下でも稲作が可能で、世界的な食料問題に対応する新たな主食生産モデルといえる。

同社は今後、環境制御技術の最適化や品種特性の解析をさらに進め、より確実かつ持続可能な量産体制の構築を目指す。

この技術は、砂漠・寒冷地・都市部・インフラ未整備地域など、従来の稲作が困難だった地域でも稲の栽培を可能にする。高齢化や耕作放棄地の増加、気候変動など国内外の農業課題に対し、持続可能な「主食のインフラ」としての役割が期待されており、農業の構造転換にも貢献できる可能性がある。

また、完全無農薬で栽培できる点は、環境負荷の低減や健康志向の高まりなどた社会的ニーズにも合致し、これからの食料供給のあり方に新たな選択肢を提示するものといえる。同社は、この技術に関心を持つ企業、研究機関、自治体との連携についても、積極的に検討している。

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