ビジネス影響を2年先までAIでダイレクト予測 日本初の長期予報技術確立 ウェザーニューズ2025年6月26日
ウェザーニューズは6月24日、AIを用いた新技術で最長2年先までの作物の収穫量や商品需要などビジネスに直結するデータをダイレクトに予測することを日本で初めて確立したことを発表した。

これまで長期的な収穫量や商品需要を予測する場合は、まず気温や降水量、日射量などた気象要素を予測し、その気象データからビジネスへの影響を推定する2ステップの手法が一般的だった。新手法では熱帯域の海面水温や対流活動の解析データをAIが取り込むことで、ビジネスへの影響を1ステップでダイレクトに予測。日本の気象が熱帯域の海面水温や対流活動と深く関わりがあり、熱帯域で起こった変化が数か月〜数年の時間差で日本に大きく影響することに着目し、熱帯域の気象データ活用に至った。
2年先までのビジネス影響予測は、計画的な作物の収穫や原料調達のほか、食品やアパレルなどメーカーの生産調整、電力の需給調整など様々な分野に応用できる。
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