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【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2025年7月24日

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鳥取県病害虫防除所は、イネに斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ、クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、トゲシラホシカメムシ、シラホシカメムシなど)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月22日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。

写真1:アカスジカスミカメと写真2:クモヘリカメムシ(提供:鳥取県病害虫防除所)(提供:鳥取県病害虫防除所)

鳥取県病害虫防除所によると7月上旬現在、県内4か所(鳥取市、岩美町、琴浦町、日吉津村)に設置している予察灯へのアカスジカスミカメの総誘殺数(6月~7月上旬)は392.6頭(平年:273.2頭)と平年より多い。

写真3:ホソハリカメムシと写真4:トゲシラホシカメムシ(提供:鳥取県病害虫防除所)(提供:鳥取県病害虫防除所)

現在、水田周辺のイネ科雑草地や畦畔などでは、主にアカスジカスミカメ、クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、トゲシラホシカメムシ、シラホシカメムシが発生している。7月14~17日に行った巡回調査の結果、アカスジカスミカメは平年並の発生だが、クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、トゲシラホシカメムシ、シラホシカメムシについては平年より発生が多い(表1)。

表1:水田周辺のイネ科雑草地などにおける斑点米カメムシ類の発生状況(7月中旬)

気象予報によると、向こう1か月は平年に比べ晴れの日が多く、気温は高い予想。雑草地等における増殖及び出穂期を迎える水田でのカメムシ類の加害活動に好適な条件になると見込まれる。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)水田周辺の雑草地、畦畔などのイネ科雑草はカメムシ類の増殖源となるため、適正な管理を行う。出穂20~14日前頃に畦畔などの草刈りを行ったほ場では、再生したイネ科雑草が出穂する前に再度草刈りを行うと、カメムシ類の密度がさらに低下する。一方、出穂20~14日前頃に畦畔などの草刈りを行っていないほ場では、穂揃い期から乳熟期に草刈りを行い、その直後に、水田に追い込まれたカメムシ類を粉剤、水和剤などで防除する。

(2)薬剤防除は適期に行う。
〇粉剤、水和剤などを使用する場合
薬剤防除は穂揃い期から乳熟初期に行い、その後も発生が多い場合は7~10日間隔で1~2回の追加防除を行う。防除は地域一斉で行うと効果が高い。なお、出穂前散布の防除効果は期待できない。
〇粒剤を使用する場合
発生の主体がアカスジカスミカメの水田では、粒剤による防除も可能。病害虫防除指針などを参考にして、各薬剤の散布適期に湛水散布を行う(湛水散布にあたっては、農薬のラベルに記載されている止水に関する注意事項などを確認するとともに、止水期間を7日間とし、また、農薬の流出を防止するために必要な措置を講じるように努める)。また、散布後も発生が多い場合は粉剤、水和剤などで追加防除を行う。
〇防除薬剤は表2を参考とする。また、農薬の使用基準を遵守するとともに、使用上の注意事項を守り、散布作業者の安全の確保に努める。

表2:斑点米カメムシ類の主な防除薬剤

(3)クモヘリカメムシ及びホソハリカメムシはイネの登熟後期まで水田内で発生するため、これらの種の発生が多いほ場では防除後も発生状況に十分注意する。要防除水準(25往復50回振りすくい取り虫数4頭以上)を超えた場合は直ちに追加防除を行う。

(4)水田内で穂をつけたヒエ類はカメムシ類の発生を助長するので、見つけ次第抜き取る。

(5)イネカメムシが発生している地域では、本種の適期防除を徹底する。

(6)薬剤散布にあたっては、農薬使用基準を遵守するとともに、蜜蜂被害軽減対策などに注意する。

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