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【注意報】かんきつにチャノキイロアザミウマ 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日

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静岡県病害虫防除所は、かんきつにチャノキイロアザミウマが県内全域で多発のおそれがあるとして、7月31日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。

表1:7月中旬の各地域におけるチャノキイロアザミウマの発生状況

静岡県病害虫防除所によると、7月中旬の温州みかん巡回調査では、平均寄生果率は2.9%(平年0.2%)と平年より多く(表1)、過去10年で最も多かった。地域別では、東部地域で3.9%(平年0.1%)、中部地域で2.8%(平年0.1%)、西部地域で2.1%(平年0.2%)と各地域で発生が平年より多かった(表1)。

平均発生面積率は、県全体で37.9%(平年6.7%)と平年より多かった(表1)。地域別では、東部地域で66.7%(平年8.0%)、中部地域で20.0%(平年4.0%)、西部地域で30.0%(平年8.0%)だった(表1)。

図1:チャノキイロアザミウマ成虫と図2:温州みかんに寄生するチャノキイロアザミウマ幼虫。矢印=幼虫(提供:静岡県病害虫防除所)(提供:静岡県病害虫防除所)

図3:温州みかん果実における果梗部の被害と図4:温州みかん果実における果頂部の被害(提供:静岡県病害虫防除所)(提供:静岡県病害虫防除所)

果梗部と果頂部における平均被害度はそれぞれ0.1(平年0.4)及び0.05(平年0.02)と平年並~やや少なかったが、寄生果率は平年より多かったことから、今後の被害増加が懸念される。

名古屋地方気象台が7月22日に発表した3か月予報では、東海地方における8~10月の平均気温は平年より高い見込みで、同種の発生を助長する。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)アメダス気象データを用いた予測(7月29日現在)によると、今後の気温が平年並で推移した場合、第5世代成虫の発生ピークは7月30日~8月15日、第6世代成虫の発生ピークは8月16日~9月3日と予想される(昨年より2~3日程度遅い。産地により発生時期が異なる)。なお、今後の気温が平年より高く推移した場合、各世代成虫発生ピークは早まるため注意する。

(2)産地ごとの詳細な防除時期は、病害虫防除所ホームページ「防除時期等予測」を参照する。

(3)同種各世代において、飛来最盛日の1週間前~飛来最盛日までが薬剤防除適期。

(4)薬剤防除については、静岡県病害虫防除所による「静岡県農薬安全使用指針・農作物病害虫防除基準」を参照。なお、薬剤の選択に際しては収穫前日数や総使用回数に注意する。

(5)光反射シートマルチを利用する場合には、樹冠占有面積率60%以下の園地で、反射率90%以上のシートを全面被覆すれば、薬剤防除と同等の効果がある。

(6)不明な点については、病害虫防除所、農林技術研究所果樹研究センター、農林事務所等の指導機関に問い合わせを。

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