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【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日

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静岡県病害虫防除所は、水稲に斑点米カメムシ類(イネカメムシ、アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、ミナミアオカメムシ等)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月31日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。

図1:イネカメムシ成虫と図2:アカスジカスミカメ成虫(提供:静岡県病害虫防除所)(提供:静岡県病害虫防除所)

静岡県病害虫防除所によると、6月21日~7月15日の県内4か所の予察灯における斑点米カメムシ類の合計誘殺数は4060頭(平年1014頭、平年比4.0倍)と平年より多く推移しており、過去10年で最も多かった。(表1)。

表1:県内4か所の予察灯における斑点米カメムシ類の誘殺数(6月21日~7月15日)

同時期のイネカメムシの誘殺数は、磐田市加茂を除く3地点で過去4年間の平均より多く推移。島田市中河では26頭(過去4年平均6.8頭、平年比3.9倍)、磐田市長須賀では97頭(過去4年平均55.0頭、平年比1.8倍)、浜松市中央区雄踏町では16頭(過去4年平均2.8頭、平年比5.5倍)だった(表1)。

成虫の誘殺数データは静岡県病害虫防除所ホームページ「害虫誘殺グラフ」で提供している。

7月中下旬に行った水田周辺のすくい取り調査(捕虫網30回振り)による斑点米カメムシ類の県平均捕獲数は、40.1頭(平年19.7頭)と平年より多く、過去10年で最も多い。地域別では、田方平坦地、東部高冷地および志太榛原地域で、平年に比べて多かった(表2)。

表2:7月の畦畔・雑草地における斑点米カメムシ類のすくい取り調査結果

7月中下旬に行った巡回調査で、出穂前の水田内のヒエにイネカメムシの寄生が多数確認された。

名古屋地方気象台が7月24日に発表した1か月予報では、降水量はほぼ平年並だが、気温は平年より高いため発生が助長される恐れがある。今後も注意が必要。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)畦畔など水田の周囲のイネ科雑草は、斑点米カメムシ類(イネカメムシを除く)の発生源となるため、地域全体で一斉に除草する。また、アカスジカスミカメはカヤツリグサ科雑草にも寄生するため、カヤツリグサ科雑草も除草を。ただし、水稲の出穂間際の除草は斑点米カメムシ類の水田への侵入を助長するため、出穂10日前までに除草を終了する。

(2)斑点米カメムシ類(イネカメムシを除く)に対する薬剤散布は、成虫侵入期となる穂揃期(すべての茎のうち80%の茎で穂が出た状態)とその7~10日後(幼虫ふ化期)の2回薬剤散布を行うと防除効果が高い。

(3)イネカメムシに対する薬剤散布は、不稔対策として成虫侵入期となる出穂期(すべての茎のうち50%前後の茎で穂が出た状態)と斑点米対策として出穂期から7~10日後(幼虫ふ化期)に薬剤散布行うと防除効果が高い。

(4)今後、出穂以降は水田内の斑点米カメムシ類の発生に注意し、確認した場合は地域一斉の薬剤防除を実施。特に出穂が周辺より早い水田は斑点米カメムシ類が集中するため注意する。

(5)薬剤感受性の低下を避けるため、作用機構分類コードを参照し、異なる系統の薬剤をローテーション散布する。薬剤については「農薬安全使用指針・農作物病害虫防除基準」を参照。

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