「ザルビオヘルシーフィールド」にAIの土壌改善組み込む 「日本初」の収量保証型サービスを開始 BASFジャパンとNEWGREEN2025年9月25日
BASFジャパンとNEWGREENは9月25日、デジタル農業プラットフォーム「xarvio HEALTHY FIELDS(ザルビオヘルシーフィールド)」に土壌改善AIサービス「Humus(ヒューマス)」を組み合わせた収量保証型サービス「xarvio HEALTHY FIELDS for RiTA(ザルビオヘルシーフィールド フォー リタ)」の提供を開始すると発表した。同社調べによれば、日本国内における「農業の収量成果保証型サービス」は初めて。
BASFジャパンは2025年1月に、節水型乾田直は栽培における雑草防除の成果保証型サービス「ザルビオヘルシーフィールド」を開始した。しかし、土壌環境の不均一さや不良により、成果の再現性に課題が残るケースもあった。そこで、BASFジャパンとNEWGREENはAIによる土壌診断・改善サービスを導入し、確実な土壌改善を基盤とした収量保証型サービスの提供を始める。
「収量保証型サービス」とは、対象ほ場の収穫量が事前に合意した基準に達しない場合、計算式に基づきサービス料金の返金や免除を行う仕組み。これにより、作業負担や生産コストの低減とともに、収量・品質の安定化が期待される。
「ヒューマス」は世界最先端のAI技術で開発され、土壌コンサルタント須藤貴之氏の知見を基盤としている。農業者は科学的根拠に基づく土壌診断と改善処方を個別に受けられ、推奨資材の調達や配送まで利用できる。これにより、気候変動下でも干ばつや高温障害に強い土壌を形成し、収益性や持続可能性の向上につなげる。
新サービスはNEWGREENが総合窓口となり、ほ場診断からAIによる処方、資材供給を経て、雑草防除の成果保証プログラムにつなげる。RiTAジャパンの技術監修のもと、必要に応じて現場での技術指導やアドバイスも行い、農業者を包括的に支援する。
富士宗一郎・BASFジャパンアグロソリューション事業部長は「科学的根拠に基づいた最新のソリューション提供を志向し、成果保証型スマート農業ソリューション『ザルビオヘルシーフィールド』と相乗効果を生み出せるパートナーとの連携を選んだ。『ヒューマス』による土壌改善と雑草防除の成果保証を組み合わせることで、節水型栽培をはじめ持続可能な農業を目指す農業者に大きな安心をもたらすことができる」と述べた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(168)食料・農業・農村基本計画(10)世界の食料需給のひっ迫2025年11月15日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(85)炭酸水素塩【防除学習帖】第324回2025年11月15日 -
農薬の正しい使い方(58)害虫防除の考え方【今さら聞けない営農情報】第324回2025年11月15日 -
【地域を診る】「地方創生」が見当たらない?! 新首相の所信表明 「国」栄えて山河枯れる 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年11月14日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメを守るということは、文化と共同体、そして国の独立を守ること2025年11月14日 -
(461)小麦・コメ・トウモロコシの覇権争い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月14日 -
根本凪が農福連携の現場で制作「藍染手ぬぐい」数量限定で販売 JAタウン2025年11月14日 -
北陸初出店「みのる食堂 金沢フォーラス店」29日に新規オープン JA全農2025年11月14日 -
農協牛乳を使ったオリジナルカクテル「ミルクカクテルフェア」日比谷Barで開催2025年11月14日 -
宮城県産米の魅力を発信「#Teamみやぎ米キャンペーン」開催 JAグループ宮城2025年11月14日 -
農林中金とSBI新生銀行が業務提携へ 基本合意書を締結2025年11月14日 -
創立60周年となる通常総会開催 全農薬2025年11月14日 -
米による「農業リサイクルループ」を拡大 JR東日本グループ2025年11月14日 -
食と農をつなぐアワード「食品アクセスの確保」部門で農水大臣賞 セカンドハーベスト・ジャパン2025年11月14日 -
「有機農業の日/オーガニックデイ」記念イベント開催 次代の農と食をつくる会2025年11月14日 -
「11月29日はノウフクの日」記念イベント開催 日本農福連携協会2025年11月14日 -
スマート農業で野菜のサプライチェーンを考える 鳥取大で12月19日にセミナー開催 北大スマート農業教育拠点2025年11月14日 -
農泊・農村ツーリズム「農たび・北海道ネットワーク研修会」開催2025年11月14日 -
農地のGHG排出量を推定・算出 営農改善を支援する技術で特許を取得 サグリ2025年11月14日 -
農機具王 農業インフルエンサー「米助」と協業開始 リンク2025年11月14日


































