売上高5026億円、9期連続で最高額 レンゴー2013年5月29日
レンゴー(株)は5月9日、平成25年3月期決算を発表した。それによると、段ボール業界、軟包装業界は、復興需要はあったものの、需要は伸び悩み生産量は前年並みだった。
平成25年3月期の連結売上高は5026億2500万円(前期比2%増)となり、9期連続で最高額を更新したが、営業利益は238億9000万円(同4.7%減)、経常利益は242億3600万円(同1.4%減)となった。当期純利益は特別損益の大幅な改善により、129億5600万円(同81.3%増)となった。
同社の新仙台工場は、東日本大震災の被害を乗り越え、昨年4月に開業したが、東北地区の中核拠点工場として順調に稼働している。
また、福島県相馬市にあるグループ会社の丸三製紙(株)は、地域社会の復興・再生に貢献すべく、平成26年度中の稼働をめざし、段ボール原紙製造設備の更新を進めている。
さらに中部地区の拠点工場の建設にも着手しており、人と環境に優しい理想の段ボール工場として来年早々の開業を予定している。
生産性の向上とコスト削減を徹底しさらなる収益の確保を図っていくことなどを踏まえ、次期連結売上高は5030億円(前期比0.1%増)、営業利益240億円(同0.5%増)、経常利益240億円(同1.0%減)、当期純利益130億円(同0.3%増)を予定している。
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