乗用全自動野菜移植機「PVDR200」を新発売 井関農機2025年12月17日
井関農機株式会社は、キャベツなどの大規模栽培に適した乗用型全自動野菜移植機「PVDR200」を発売する。植付速度の向上や条間適応範囲の拡大により、高能率な移植作業を可能としたモデルで、2025年12月から販売を開始する。
乗用全自動野菜移植機PVDR200
「PVDR200」は、大規模な野菜栽培における作業時間短縮と経営効率向上を目的として開発された乗用型全自動野菜移植機である。短時間で広い面積の作業を行いたいという要望に対応し、植付速度および条間対応範囲の拡大を図っている。
本機は、植付最高速度0.55m/sでの作業が可能で、高精度な植付を維持しながら効率的な作業を行うことができる。歩行型全自動野菜移植機と比較して約2倍の作業能率を確保しており、乗用型とすることでオペレーターの負担軽減にも対応している。
条間は45cmから66cmまで対応し、66cmを新たに追加したことで、全6パターンの調整が可能となった。これにより、作物やほ場条件に応じた柔軟な設定ができる。
連続作業性の向上を目的に、苗積載能力を高めている。標準仕様では、予備苗台に左右片側6段×2か所、苗のせ台に4枚のトレイを搭載でき、最大16枚の積載が可能である。さらに、オプションの追加苗枠を装着することで、予備苗台を左右片側6段×4か所とし、苗のせ台4枚と合わせて最大28枚の苗トレイを積載できる。
操作性の面では、設定した速度をレバー操作で固定できる速度固定機構を搭載している。これにより、作業中にペダルを踏み続ける必要がなくなる。また、ペダルを踏むと走行し、離すと停止する楽々ペダル変速を採用し、踏み加減による変速が可能となっている。さらに、最高速度の上限を3段階で設定できる速度設定機能を備え、作業内容に応じた速度選択ができる。
メンテナンス性では、苗取爪左右の位相調節機構を採用し、位相調整を容易にした。これにより、チェーン交換頻度の低減が可能となり、修理時間やランニングコストの削減につながる。また、覆土ローラには耐久性と土離れ性に配慮したアルミ製ローラを採用している。
発売時期は2025年12月を予定しており、希望小売価格(税込)はPVDR200が3,680,600円、PVDR200-RSが3,704,800円となっている。
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