関東屈指の展示会 アグリンピックが盛況2013年12月12日
2日間で70JA3500人が来場
12月11、12日の2日間、茨城県立カシマサッカースタジアム特設会場で「JA&クボタ アグリンピック2013」が開催された。
アグリンピックは、JA全農グループとクボタアグリサービス(株)が共催するイベント。これまではクボタの筑波工場や宇都宮で開催されていたが、今回で節目となる10回目の開催を迎えたこともあり、会場を鹿島に移し、会場規模を大幅に拡大して開催した。
今回のキーワードは、農業の未来を見つめる「農業魂」。「JA&クボタ アグリンピック2013」や「農業魂」と描かれたポスターやのぼり旗が掲げられた会場には、2日間で関東エリアを中心に、新潟・長野・福島・宮城各県から、約70JAの組合員農家など3500人以上が参加した。
クボタは会場に、国内最大級の大型トラクタ「GLOBE」や、フラッグシップモデルの田植機、「WORLD」シリーズのトラクタ、コンバイン、田植機、JA特別仕様の田植機など620点の農業機械を出展。関連メーカーも昨年の倍となる60社が協力し出展した。展示ブースは機種別ではなく、作物・作業体系別の展示となった。 水稲、果樹、野菜、畜産・酪農、中山間地、乾燥・調整などのコーナーが設けられ、来場者の便を図った。
主催者あいさつで、JA全農生産資材部農業機械課の山中嗣貴副審査役(=写真左)は「見て、乗って、体験して頂きたいという思いから、クボタの協力を得て開催した。関東屈指の農機展示会だと思う。農家の営農にとって無くてはならないものが農業機械だ。安価で高性能で楽な作業を、という多様な要望に応えられる農機が揃っている。是非検討頂きたい」と述べた。 クボタアグリサービスの江草徹関東甲信越統括部長(=写真右)は「JAグループとクボタの触れあいの場になれば、と思う。お客様からも私どもに要望、提案を頂ければ嬉しい。今年の流行語に『おもてなし』があったが、我々スタッフも全力でおもてなしをしたい」とあいさつした。
セミナー会場では、関東農政局の西山明彦次長による講演「今後の農政の展開方向」や、水稲鉄コーティング直播のセミナーも開催され、終日盛況だった。
(写真)
左:国産最大のトラクタ「GLOBE」
右:JA仕様の特別装備を備えた田植機
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