【ワールドシリーズ】トラクタM1060W発売2017年3月2日
シンプル&低価格を実現
クボタ
ワールドシリーズとは、クボタのグローバル戦略農機だが、優れたコストパフォーマンスを実現し、「シンプル&低価格」をコンセプトとした日本国内向け農機の共通シリーズ名称だ。
【ワールドシリーズ】トラクタM1060Wは、生産資材費の低減に対応するトラクタだ。同社は今後もワールドシリーズの拡充を進め、機械投資を抑えることで低コスト農業を実現し、併せて日本農業の競争力強化に貢献していく考えだ。
◎【ワールドシリーズ】トラクタM1060Wの主な特長
○エンジン「V3800」を搭載。クールドEGR(排ガス再循環システム)に加え、DPF(ディーゼル微粒子除去装置)、および排出ガスを無害な水蒸気と窒素に変える尿素SCR(還元型触媒)を搭載し、国内独自排ガス4次規制に対応した。
○新デザインのボンネットを採用。DPFやSCRマフラもコンパクトにボンネット内に収納し、マフラを右コーナーポスト化させるなど、視認性・視界性向上を図った。
○シャトルレバーは電気切替式の油圧シャトルとし、フィンガータッチレバーにより操作性を向上させた。また主変速レバーにクラッチボタンを追加し、ノークラッチペダル変速を実現した。
○デュアルスピード(DS)仕様を採用。クラッチ操作無しで減速できるボタンを主変速レバーに設置、作業中の負荷変動に素早く対応できる。DS仕様は前後進とも32段変速(標準16段)であり、オプションのクリープ付は、48段変速が可能だ。
○エンジン始動セキュリティー機能の搭載。近年、増えているトラクタ盗難被害の対応策として、エンジン始動の際、パスワード認証が必要な電子メーターを採用、パスワード認証しないと、エンジンが始動せず、盗難被害防止対策を強化できる。
○クボタスマートアグリシステム(KSAS)への対応。シンプル&低価格をコンセプトとしたワールドシリーズだが、KSAS対応の無線ランユニットを後付オプションで採用すれば、確かな農業経営と機械の順調稼働をサポートできる。
○安心・安全サポート機能を採用。農業機械等緊急開発事業(緊プロ)で共同開発した片ブレーキ誤操作防止の「片ブレーキあんしん機構」を採用しているなど。
価格はM1060WDTQK-JPで813万2400円、M1060WDTQDSK1-JPが861万8400円(共に税込)。平成29年1月より好評発売中だ。
(写真)【ワールドシリーズ】トラクタM1060W
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