田植機アタッチメント「鉄まきちゃん」で省力化実現 クボタ2017年4月14日
(株)クボタは、薬剤メーカーとの共同研究で、種モミ真下の土中に施薬する、クボタ独自の直播同時殺虫殺菌剤施薬機「土なかくん」を装着した、鉄コーティング直播機「鉄まきちゃん」を発売し、話題となっている。
担い手農家の規模拡大が進む中、人手不足の解消と育苗のコストダウン・省力化の課題が顕在化している。こうした課題を解決するため、クボタグループでは、平成23年から本格的に鉄コーティング直播関連機材の販売を開始し、市場浸透に取り組んできた。
「土なかくん」を装着した鉄コーティング直播機「鉄まきちゃん」を使用すれば、直播同時での殺虫殺菌剤施薬が可能となり、播種後の管理作業の手間が省ける。移植作業と直播作業の組み合わせがより行いやすくなり、更なる規模拡大に貢献する技術だといえる。
播種同時施薬なので、作業時間を大幅に削減できる。また、種モミ直下の土中に施用するため、薬効が安定しやすく、手散布で発生する過剰散布や散布ムラがなく、薬剤を節約できる、というメリットもある。
クボタが提案する直播同時作業の完成形である「直播一発(播種・溝切・施肥・除草剤散布・殺虫殺菌剤散布)」の作業体系により、同社は更なる稲作農業のコスト削減に貢献できるものと考えている。
◎発売型式:NDS-65(6条鉄コーティング直播機)、NDS-85(8条鉄コーティング直播機)の2型式で、直播同時殺虫殺菌剤施薬機「土なかくん」標準装備。
価格はNDS-65で87万5880円、NDS-85が99万9000円(共に税込)。
(写真)田植機アタッチメント「鉄まきちゃん(土なかくん装着仕様)」
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