平成30年第1四半期業績 売上高は87億7900万円ー片倉コープアグリ2017年8月18日
片倉コープアグリ(株)は8月9日、平成30年3月期第1四半期業績を発表した。売上高は前年同期比で3.1%減の87億7900万円となったが、利益面では営業利益、経常利益、四半期純利益とも前年同期比で大幅な増益となった。
肥料業界は、「農業競争力強化支援法」が8月1日に施行され、生産資材価格の引き下げや物流の合理化、農業改革を実現する準備を進めている。
さらに同社の最大取引先である全農も、大幅な銘柄集約と集中購買による肥料価格の引き下げを目指しており、肥料業界へ及ぼす影響は必至である。
こうした情勢下で、同社は徹底した経費削減と価格競争力の強化を図り、国内トップクラスの肥料メーカーとして、地域の特性や多様なニーズに応える製品の開発・生産・販売に注力してきた。
当第1四半期連結累計期間の業績については、6月以降の肥料価格値上がりを見越した前倒し出荷により、肥料販売数量は前年を上回ったものの、
販売価格の下落の影響から、売上高は87億7900万円(前年同期比3.1%減)となった。
利益面では、原価率が良化するとともに、経費の圧縮に努めたことにより、営業利益は3億1200万円(同26.5%増)、経常利益は3億3100万円(同40.8%増)、親会社に帰属する四半期純利益は1億8300万円(同56.2%増)となった。
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