設備投資を抑え、生産効率アップ イチゴ立体栽培の導入を支援 マラナタ2021年1月20日
壁面緑化と次世代農業を手がける(株)マラナタ(静岡県浜松市)は、スズキ・サポート(静岡県浜松市)の協力を得て、従来型の栽培方法より、収穫量をより増やせるイチゴ立体栽培の導入支援を開始。同システムを利用することで、場所にとらわれず、イベント利用に最適な「どこでも いちご狩り体験」を提案する。
イチゴ立体栽培
マラナタが提案するのは、生産効率をあげ、従来型の栽培方法よりも収穫数を増やすことができるイチゴ立体栽培。従来型の平面型の栽培方法から、垂直の立体型栽培へ移行することで、縦の空間を利用し、より多くの苗を栽培することができる。ビニールハウスを増築する必要がないため、設備投資を抑えて、生産数をアップ。また、イチゴ立体栽培は、ビニールハウス内の環境を変えずに移行することができるため、デリケートなイチゴの苗への負担も少ない。
苗の入れ替えもポット単位で、入れ替えが楽にできる。イチゴの苗は大切に栽培しても、ロスがでてしまうが、ポット単位なら、他の苗を傷つけることなく入れ替えられ、発育のいい苗のみを栽培することができる。
このシステムを利用すれば、固定されたビニールハウスの場所にとらわれず、いちごの苗ごと持ち運べるため、イベントなど「どこでも いちご狩り体験」を実施可能。イチゴ立体栽培のプランターに、イチゴをセットして提供することで、ゴルフ場やホテルのスイーツブッフェなどの会場や幼稚園・保育園などでも、気軽にいちご狩り体験できるようになる。
2020年12月26日には、浜松城公園で、イチゴ立体栽培を持ち込み、イベント来場者が即席のいちご狩りを体験。会場では無料でケーキを配布し、摘みたての新鮮ないちごをトッピングして食べて、もらったところ、「甘くて、おいしい」と、小さい子供からシニアまで好評だった。
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