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果実盗難抑止へドローンが不審者を監視 山梨県甲州市で運用実証実験2021年7月15日

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空撮や調査、産業機運用を中心にドローン運用業務を事業展開する株式会社ヘキサメディア(埼玉県川口市)は6月28日と29日、山梨県甲州市とJAフルーツ山梨の協力のを得て、果実盗難抑止のためのドローン運用実証実験を行った。

果実盗難抑止の実証実験でドローン撮影を実施果実盗難抑止の実証実験でドローン撮影を実施

ぶどうや桃の生産量が全国一位の山梨県は、白桃やシャインマスカットなど人気作物の盗難件数も年々増加。市内では昨年も高級品種を筆頭に少なくとも約200万円の被害が出ているが、盗難の被害が出ても、被害総額が大規模でない限り、果樹農家は警察に被害届を出すことができない。それは、盗難が多発する時期と出荷繁忙期が重なるため、警察への被害届に対応する時間が取れず、泣き寝入りを余儀なくされる果樹農家が多いことが理由だ。

そこで、同社は「ドローンを活用して盗難抑止のための農園監視ができないか」と問題を提起。実証実験は、甲州市塩山大藤地区の「らくらく農園」において、(1)赤外線カメラによる不審者及び不審車両の発見、(2)暗視カメラ撮影による不審者及び不審車両の発見、(3)強光スポットライト+可視カメラによる不審者及び不審車両の特定について検証した。

赤外線カメラによる不審者及び不審車両の発見

(1)赤外線カメラによる不審者及び不審車両の発見

高度約50メートルから撮影を実施。不審者役を特定でき、桃の木に手を伸ばしている様子や、籠に桃を摘み取っている様子など、不審な動きを撮影することができた。また、車両の特徴や様子も捉えることができ、不審者と不審車両の特定に役立つ可能性が高い。

(2)暗視カメラ撮影による不審者及び不審車両の発見

赤外線スポットライトと組み合わせて撮影することで、赤外線カメラ同様、不審者役の動きや車両の様子は撮影に成功。※暗視カメラは飛行せずに地上での撮影実施

(3)強光スポットライト+可視カメラによる不審者及び不審車両の特定

本来夜間での可視カメラ撮影は、照明がないと全く撮影できないが、同一のカメラで赤外線と可視を切り替えて撮影が可能。撮影映像では車両の荷台の状況が確認した。夜間で周辺に照明がなくても、スポットライトによる車種や車両ナンバー、不審者の性別等多くの情報を得られる可能性が高い。※強光スポットライトは飛行せずに地上での撮影実施

今回の実証実験では、約50メートル上空の赤外線カメラによる撮影で不審役の様子を把握。暗視カメラ・強光スポットライトの撮影は、地上での実施となったため、次回のぶどう園実証実験では、それらを飛行させて検証を予定している。ぶどう棚上空からの赤外線カメラで適切な角度と高度の組み合わせも検証し、さらに地形追従からの自動航行テストも実施予定。より実践的な盗難抑止のためのドローン運用事業化実現に向けてさらに検証を行う。

今回の実証実験について、甲州市役所農林振興課の笹本氏は「自動航行で広範囲を監視できるドローンの可能性は大きい。費用対効果を考慮し、事業化できるか考えていきたい」と話している。

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