使用済みLEDサイネージを再利用 植物栽培システムの実証に成功 TBグループ2021年12月27日
株式会社TBグループは、使用済みLEDサイネージを再利用した植物栽培システムの実証に成功。リユースLEDサイネージを光源とする植物栽培システムを普及させることで、SDGs達成と、サステナブル社会実現をめざす。
LEDサイネージ(赤)システム点灯時
同社の主力商品の一つである屋外仕様の中小型商用サイネージは、日本全国47都道府県に導入されており累計約25万台の実績がある。これらのサイネージの中には、新製品との買換えなどにより市場から回収される物も多く、これまでは分別による再資源化など環境保全に資する対応を進めてきた。
しかし、回収されたサイネージは元々、直射日光や風雨、温度の高低など屋外の過酷な条件に対応した高い環境性能と耐久性を持っており、LED(光源)の想定寿命もかなり残存していることから、より付加価値の高い有効活用方法を模索。このほど、市場から回収されたサイネージで使うLED光源の特性を活かした植物工場向けの栽培システムを、三洋テクノソリューションズ鳥取株式会社と開発し、実証実験に成功した。
LEDサイネージ植物栽培システム棚栽培実証
これにより、使用済みLEDサイネージの全く新しい活用方法として、今後、世界的に需要が高まる植物工場向けの植物栽培システムに活用。植物工場向け栽培システムの初期コスト低減に寄与するとともに、光源の特性を活かすことで、特徴的な味・食感、栄養素などの個性のある新しいブランド野菜を生産できる。
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