肥料市場 2021年から2026年にかけて約4%のCAGRで成長見込み2022年1月27日
グローバルインフォメーションは1月21日、市場調査レポート「肥料の世界市場:業界動向、シェア、市場規模、成長率、機会、予測(2021年~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。
世界の肥料市場は、2015年から2020年にかけて緩やかに成長した。肥料は、農作物の成長に必要な栄養素を供給するために土壌に添加される化学物質。市場では、有機肥料と無機肥料が最も一般的に使用されている。有機肥料は、炭素を含む農業廃棄物、家畜の糞尿、産業廃棄物、自治体の汚泥などを使って製造。一方、無機肥料は、さまざまな化学物質や二次的な栄養素を用いて製造される。無機肥料は、主に土壌中に不足している特定の栄養素を供給するために使われ、持続的な食糧生産と作物の高収量に欠かせないカリウム、窒素、リンなどの栄養素を豊富に含んでいる。また、土壌の肥沃度の維持や保水力の向上にも役立つ。
農業分野の著しい成長に伴い、土壌の肥沃度を高め、作物の成長を促進する必要性が高まっていることが、市場の成長を促進する主な要因の一つ。これに伴い、食品の需要と供給のギャップを埋めるために、持続可能な開発の手段として有機農法が広く採用されていることも、市場の成長を後押しする。さらに、高度な農業技術の開発やバイオ肥料の利用の増加も、市場の成長を促す大きな要因となっている。これに加えて、特に発展途上国との間で作物や生産物の貿易活動が拡大していることも、市場にプラスの影響を与えている。その他の要因としては、世界的な環境意識の高まりと相まって、平坦な緑地や畑を維持するためにナノ肥料の使用を促進する有利な政府政策の実施が、市場をさらに押し上げると予想される。今後、2021年から2026年にかけて、世界の肥料市場は約4%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予測されている。
世界の肥料市場における主な企業としては、CF Industries、Haifa Group、Indian Farmers Fertiliser Co-operative Limited (IFFCO)、Israel Chemicals Ltd. (ICL)、Nutrien Limited、The Sociedad Quimica y Minera (SQM)、The Mosaic Company、Uralkali、Yara Internationalなどが挙げられる。
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