"農作業事故体験VR"に「脚立」と「農用運搬機」を追加 JA共済連×農研機構2022年4月7日
JA共済連と農研機構は、農作業事故を当事者の視点から疑似体験する体験学習型プログラム『農作業事故体験VR』で、新たに「脚立 転落編」と「農用運搬機 転倒・積み降ろし作業編」の2つのコンテンツを開発し、4月から提供を始めた。
新たに開発したVRコンテンツの映像「脚立 転落編」(約3分)
農作業事故は年間約7万件発生していると推測され、特に死亡事故の発生割合は、建設業の約3倍、全産業の10倍以上と高い。JA共済連は、農作業事故の未然防止に貢献するため、過去の共済金支払データを活用して事故の発生傾向を分析。農研機構の監修で、これまでに「乗用型トラクター 転倒編」など発生頻度の高い事故場面を再現した5つのVRコンテンツを開発し、2020年4月から『農作業事故体験VR』として全国で展開。農作業安全研修会やイベントで活用されている。コロナ禍でも『農作業事故体験VR』は、農業関係諸団体を中心に利用されており、体験者アンケートでは「自分の目線で体験ができ、ためになった」、「ちょっとした不注意が事故になることを理解した」など評価が高い。そこで、農作業事故未然防止の取組みをさらに強化する新たなコンテンツとして、「農用運搬機 転倒・積み降ろし作業編」を追加した。
新たに開発したVRコンテンツの映像「農用運搬機 転倒・積み降ろし作業編」(約5分)
脚立は、果樹の収穫や樹木のせん定などの高所作業など、日常的に使われるが、正しい使用方法が徹底されず、農業用具における事故件数の約4割を占める。また、農用運搬機は、移動中の機体の転落・横転が目立ち、すでにVRコンテンツとしている乗用型トラクターや耕うん機とともに死亡事故件数が多い。
新たに開発した2つのコンテンツは、シナリオ作成からVR動画の撮影・制作など全ての工程をJA共済連と農研機構が共同で手がけ、体験者が共感できるよう事故発生シーンのリアリティを追求し、具体的に原因と対策を解説している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】とうもろこしにアワノメイガが多誘殺 早めの防除を 北海道2025年7月1日
-
【人事異動】農水省(7月1日、6月30日付)2025年7月1日
-
農水省 熱中症対策を強化 大塚製薬と連携し、コメリのデジタルサイネージで啓発2025年7月1日
-
作況指数公表廃止よりもコメ需給全体の見直しが必要【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月1日
-
【JA人事】JA岡山(岡山県)新会長に三宅雅之氏(6月27日)2025年7月1日
-
【JA人事】JAセレサ川崎(神奈川県)梶稔組合長を再任(6月24日)2025年7月1日
-
【JA人事】JA伊勢(三重県) 新組合長に酒徳雅明氏(6月25日)2025年7月1日
-
米穀の「航空輸送」ANAと実証試験 遠隔地への迅速な輸送体制構築を検証 JA全農2025年7月1日
-
JA全農「国産大豆商品発見コンテスト」開催 国産大豆を見つけて新商品をゲット2025年7月1日
-
こども園で食育活動 JA熊本経済連2025年7月1日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施2025年7月1日
-
7月の飲食料品値上げ2105品目 前年比5倍 価格改定動向調査 帝国データバンク2025年7月1日
-
買い物困難地域を支える移動販売車「EV元気カー」宮崎県内で運用開始 グリーンコープ2025年7月1日
-
コイン精米機が農業食料工学会「2025年度開発賞」を受賞 井関農機2025年7月1日
-
「大きなおむすび 僕の梅おかか」大谷翔平選手パッケージで発売 ファミリーマート2025年7月1日
-
北海道産の生乳使用「Café au Laitカフェオレ」新発売 北海道乳業2025年7月1日
-
非常事態下に官民連携でコメ販売「金芽米」市民へ特別販売 大阪府泉大津市2025年7月1日
-
農作物を鳥被害から守る畑の番人「BICROP キラキラ鳥追いカイト鷹」新発売 コメリ2025年7月1日
-
鳥取県産きくらげの魅力発信「とっとりきくらげフェア」開催 日本きのこセンター2025年7月1日
-
鳥インフル 英国チェシャ―州など14州からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2025年7月1日