土壌中で高い分解性を持つ被覆肥料の登録を取得 住友化学2022年5月26日
住友化学株式会社は土壌中で高い分解性がある樹脂被膜で構成される被覆肥料の登録を取得したと5月24日に発表した。
被覆肥料は、肥料成分の表面を樹脂などで覆うことにより、土壌中での肥料成分の溶出量の調整を可能にした肥料。作物の生育の場合、養分が必要となる時期に肥料成分が徐々に溶け出す性能を持っているため、効率的な成分供給を実現し、生産現場の施肥作業の省力化に貢献している。また、肥料成分の流亡や自然揮散により発生する環境負荷を低減させることができる。
同社は、土壌中で高い微生物分解性を持つ一方で、肥料成分の溶出調整を可能にする被覆肥料の登録を取得した。今後、圃場で分解性や肥効性能など実用的な評価を重ね、製品として開発し、提供していくことを目指すとしている。
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