動物飼料プロバイオティクスのビフィズス菌 2030年にかけてCAGR6%で成長予測2022年12月7日
グローバルインフォメーションは12月5日、市場調査レポート「動物飼料プロバイオティクスの世界市場(2022年~2030年):市場規模(製品・家畜別)・COVID-19の影響・地域別展望・成長の潜在性・競合市場シェア・予測」(GlobalMarketInsightsInc.)の販売を開始した。
動物飼料プロバイオティクス市場は、配合飼料生産の増加により、2030年まで大きく成長すると予測。大手企業は、最先端の動物飼料を導入するために研究開発費を増やしており、市場の拡大にプラスの影響を与えている。便利ですぐに食べられる肉製品への需要が高まっており、欧州地域の業界収益を押し上げるとみられる。さらに、アジア太平洋地域は、牛の腸疾患の有病率の増加により、市場が成長すると予測されている。
動物飼料プロバイオティクス市場は、製品、家畜、地域別に分類
同レポートによると、製品別に、ビフィズス菌セグメントは、2022年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)6%で成長すると予測。これは、さまざまなビフィズス菌アプリケーションを使用することで、蜂巣炎に関連した枝肉汚染の可能性を減らすことができることに起因している。その他のセグメントは、毎日の家畜の健康管理と、望ましい結果を達成するのに役立つ、菌株などの入手可能性に対する需要から、2022年~2030年の間、着実な市場拡大を示すと考えられる。
家畜別に、鶏肉セグメントが、今後、大きな成長を遂げると予測される。卵や肉などの鶏肉製品の需要が増加し、家禽の生産規模が拡大し、その結果、飼料用プロバイオティクスの需要が増加していることによるもの。
一方、水産養殖セグメントは、より多くの魚介類を消費する傾向と、高品質の海洋養殖を達成するための栄養豊富な養殖飼料の需要が増加しているため、2030年までに大幅に増えると予想。馬セグメントでは、ペットの親子関係化が進んでいることから、プラスの評価が得られると予想される。
地域別に、欧州市場は、魚介類に対する需要の増加に起因し、2022年から2030年にわたって堅調な成長率をになるとみられる。地域の収益に影響を与えるその他の要因は、他にも、新技術の導入と動物飼料への健康成分の組み込みが、欧州の収益に影響を与える要因となっている。
一方、中東およびアフリカ市場は、魚介類への消費者のアクセスが強化され、魚食の需要が増加したことで、2030年までに大きな利益を蓄積。業界の需要は、より優れた安全な技術のもと、投資の伸びを後押ししている。
重要な記事
最新の記事
-
【現地レポート・JAの水田農業戦略】新たな輪作で活路(2)子実コーンの「先駆者」 JA古川2024年3月29日
-
農業者所得増加へデジタルビジネス加速 農林中金 中期ビジョンを策定2024年3月29日
-
「子ども世代に農業勧めたい」生産者の2割 所得向上が課題 農林中金調査2024年3月29日
-
東京・大阪で組合長らが 「夢大地かもと」スイカをPR JA鹿本2024年3月29日
-
全国から1,000名を超える農業の担い手が集う 「第26回全国農業担い手サミットinさが」開催 佐賀県2024年3月29日
-
家族みんなで夏の農業体験はじめよう 食農体験イベント「土袋でデコきゅうり」開催 JA兵庫六甲2024年3月29日
-
(377)食中毒1万人は多いか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年3月29日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第96回2024年3月29日
-
【人事異動】全国農業会議所(4月1日付)2024年3月29日
-
品種で異なるメロンの味わいを体験 自由が丘「一果房」で29日から 青木商店2024年3月29日
-
第160回勉強会「レジリエントな植物工場運営・発展に向けて~災害からの復旧・復興事例から学ぶ」開催 植物工場研究会2024年3月29日
-
創立55周年記念 ガーデニング用 殺虫・殺菌スプレーなど発売 住友化学園芸2024年3月29日
-
「核兵器禁止条約」参加求める26万の署名 藤沢市議会が意見を採択 パルシステム神奈川2024年3月29日
-
尾鷲伝統の味「尾鷲甘夏」出荷開始 JA伊勢2024年3月29日
-
令和6年能登半島地震 被災地農家を応援 JA全農石川へ寄付 KOMPEITO2024年3月29日
-
林木育種センター九州育種場 九州育種基本区の「スギエリートツリー特性表」公表 森林総研2024年3月29日
-
農業フランチャイズのクールコネクト シードラウンドで3200万円を調達2024年3月29日
-
鳥インフル 米メイン州からの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年3月29日
-
畜産施設の糞尿処理で悪臭対策 良質な堆肥化を促進 微生物製剤を開発 B・Jコーポレーション2024年3月29日
-
水田のスマート水管理で東大大学院農学生命科学研究科と共同研究開始 ほくつう2024年3月29日