独自開発のイノシシ侵入防止柵「イノシシガードシリーズ」新発売 アムザス2023年12月26日
アムザス株式会社(鹿児島県出水郡長島町)は12月26日、イノシシの習性を研究して独自開発した侵入防止柵「イノシシガードシリーズ」を新発売。イノシシ被害がある自社のじゃがいも農地で長年にわたる実証研究の末、「非完全固定」タイプの侵入防止柵(イノシシガードシリーズ)を製品化した。

同社は、2012年から中山間地の農業に携わりさつま芋やじゃがいもを生産してきたが、2015年2月に収穫目前となったじゃがいも畑が初めてイノシシ被害にあった。
従来品の柵は設置していたが破壊され、イノシシの侵入を防ぐことができなかった経験から、既存のイノシシ侵入防止柵よりも効果の高い柵の開発を開始。
長年にわたる研究と試行錯誤の末、2019年に試作品が完成、2021年に特許を取得し今回の製品化に至った。
新開発の「イノシシガード」
イノシシガードシリーズは、「クルっと!イノシシガード」(6930円)と「スポっと!イノシシガード」(4400円)の全2タイプ。
自社ほ場の運営や猟師としての活動などからイノシシ被害対策に対する総合的な取組から考案され、高い侵入防止効果をもたらす。組み立て、設置が容易で鹿児島県発注トライアル製品採択(2022年)された。
1台につき3分~5分で組み立てられ、結束線での固定や地面への強固な固定を必要としない。
また、設置後破損の可能性が少なく、補修や交換の時間、費用を削減できる。

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