農業DX「レポサク」農林水産業みらい基金の2023年度助成対象事業に採択2023年12月28日
農業DXを実現するプロダクト「レポサク」を開発・提供するエゾウィン(北海道標津町)は、同社が提案する『地域まるごと農業DXプロジェクト』が、農林水産業みらい基金の2023年度助成対象事業に採択された。2024年から、JAさらべつ、JAめむろ、JA帯広かわにし、JA幕別町の4農協と実証プロジェクトを開始する。
地域まるごと農業DXプロジェクト
レポサクは、農作業の「今」と「過去」を映し出し、未来へつなぐ農業DXを実現するプロダクト。スマートフォン・パソコンから車両の現在位置と進捗状況を見ることができ、車両の走行軌跡がリアルタイムに地図上に描かれるため、無線では難しかった細かな進捗状況を手にとるように把握できる。使用の際は、端末を車両の電源に挿すだけで導入が完了。関係者全員がもれなく利用でき、作業計画の立案や変更、無線連絡や見回り軽減、給油や故障の対応などに役立つ。
農林水産業みらい基金は、「農林水産業と食と地域のくらしへの貢献」に向けて、「前例にとらわれず創意工夫にあふれた取組みで、直面する課題の克服にチャレンジしている地域の農林水産業者へのあと一歩の後押し」を行うための助成活動。同社が提案する「地域まるごと農業DXプロジェクト」は、全国からの応募総数183件の中から、採択率3%の厳しい選考基準をクリアし、採択された。

◎「地域まるごと農業DXプロジェクト」概要
<目的・ビジョン>
・自動的に労務時間を記録することで、農家の負担は少なく、地域の農業データを網羅的に集める。
・正確な管理会計を行う事により、地域全体の生産を比較・検討・改善する
・農業基礎データを収集・分析する事により、生産性の向上と持続可能な地域・社会(SDGs)を達成する
<事業内容>
農協・農家・コントラクターは、進捗管理、日報、圃場情報など、必要なデータのみ連携する機能を「レポサク」に追加。データが点在しているものを集約し、地域農業の労務データが網羅的に集まる仕組みを作る。収集されたデータを元に、生産性向上と持続可能な地域・社会(SDGs)のビジョンを達成する。
<特徴・効果>
農家:作業の効率化、生産履歴の一元管理、経営の改善につなげるデータを取得。
農協 :農家の生産効率を比較した適切な支援、生産物のトレーサビリティが可能に。
自治体:区画整理やインフラ整備の計画の立案と、脱炭素に向けた地域データの収集。
<実証場所>
・JAさらべつ
・JAめむろ
・JA帯広かわにし
・JA幕別町
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