導入しやすいエントリーモデル 農機の自動操舵システム「ValueLine」発売 トプコン2024年11月12日
トプコンは、スマート農業の普及を目指し、農機の自動操舵システムのエントリーモデル「ValueLine」シリーズ(XC1/XR-1-SET、XC1plus/XR-1-SET)を11月に発売する。出荷開始は2025年1月を予定。
「ValueLine」シリーズ
自動操舵システムのラインアップに追加する「ValueLine」シリーズは、コンソールのモニターサイズが7インチの「XC1/XR-1-SET」と、10インチの「XC1plus/XR-1-SET」。同社がこれまで培ってきた高精度な自動操舵に機能を絞りながら、長年にわたって日本の農業とともに歩んできた同社の経験を基に使い勝手を向上した。
スマート農業導入の第一歩として自動操舵システムを検討している人や、2、3セット目を検討している人に最適な求めやすい価格帯としたエントリーモデル。ラインアップの拡充により、自動操舵システムの活用促進を目指す。
「ValueLine」シリーズ装着イメージ
「ValueLine」シリーズび主な特長
■ハンドル、コンソール、GNSS受信機のすべてを新設計し使い勝手を向上
使い勝手の向上を目指し、ハンドル、コンソール、GNSS受信機を新設計。また、全ての機器が高い耐水性を持ち、田植え機やキャビンのない小型トラクターでも、突然の雨に対応する。
・操作ボタン付き電動ハンドル
自動操舵のON/OFFやA-Bライン作成など、よく使う機能を割り付けた操作ボタンをハンドルに追加。従来はコンソールで行っていた操作を、ハンドルのボタンひと押しで簡単に行える。
・フラットで操作性と視認性の高いコンソール
コンソールには、操作性の良いタッチパネル・フルフラットモニターを採用。モニターサイズは7インチと10インチから選べる。
・RTKライセンス標準搭載するマルチGNSS受信機
マルチGNSS対応(GPS/GLONASS/BeiDou/Galileo/みちびき)の受信機で、常時20~30の衛星から信号を取得、中山間地域でも安定した自動操舵が可能。また、IMU(姿勢制御装置)や電子コンパスも一体化、センサー類を1か所に集約することで、安定した測位を実現。
■簡単に作業精度2~3cmのRTKが利用可能
手持ちのスマートフォンやWiFiルーターを用いたRTK(ローカル基準局/Ntrip/ネットワーク型RTK)を標準で利用できるほか、オプションで通信設定不要な専用端末も用意(CL-20)。
・WiFiアダプタを標準装備
WiFiアダプタを標準装備しており、GNSS補正情報を受信するための通信専用端末は不要。初期投資を抑えつつ高精度なRTKによる自動操舵が可能。
・専用端末なら通信設定は不要(CL-20、オプション)
自動操舵システムの電源をONするだけでネットワークに自動接続、通信設定は不要。また、同社の提供するタスクデータ管理クラウドサービス「TAPFields」へ、圃場の境界線、A-Bラインなどのデータを自動でアップロードできる。
■国内標準価格(税込)
XC1/XR-1-SET(モニターサイズ:7インチ)110万円
XC1plus/XR-1-SET(モニターサイズ:10インチ)132万円
専用通信端末CL-20:オープン価格
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