Agrihubと井関農機「農機OpenAPI」初の商業利用を実現 農業機械と栽培管理のデータを一元管理2024年11月14日
Agrihubと井関農機は、業界初となる農機OpenAPI仕様に基づいた商業ベースでのデータ連携を実現した。この取り組みにより、農業者にとってデータ活用がより身近なものとなり、農業分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)が大きく前進する。
農機OpenAPIは、農研機構を中心に設立された「農機API共通化コンソーシアム」が、農林水産省の「農林水産データ管理・活用基盤強化事業」の採択を受けて、農機の協調データ項目の特定と共通化に取り組み、初めて業界標準として取りまとめたAPIの標準的仕様。この仕様は、農水省が定めた「農業分野におけるオープンAPI整備に関するガイドラインver.1.0」(令和3年2月)に則しており、異なるメーカーの農業機械やソフトウェア間でのデータ連携を安全かつ効率的に実現する。
Agrihubと井関農機は、同コンソーシアムでAPIの接続検証と運用確認に参画し、農機OpenAPI仕様を利用したデータ連携の実現に取り組んできた。同仕様の普及により、ソフトウェアメーカーと農機メーカーの連携が容易に実現できるようになる。将来的には、農業者が複数メーカーの農機を1つのプラットフォームで一元管理できるようになり、作業効率の大幅な向上が期待される。
Agrihubと井関農機は、作業記録を簡単に登録できるようにしてほしいという農業者の強いニーズを踏まえ、農機OpenAPIを活用したデータ連携とサービス開発に取り組み、農機OpenAPIを活用することで、井関農機株式会社の機械情報管理ソフト「AGRISUPPORT」から、機械の位置情報、稼働情報、燃料消費量のデータを株式会社Agrihubの栽培管理アプリ「AGRIHUB」に連携することを可能にした。
同連携によって、機械の稼働情報が「AGRIHUB」上に自動的に取得可能になることで、従来農業者が手入力で行っていた作業記録の作成負担を軽減。また、作業軌跡や消費燃料の可視化により、ほ場ごとの作業効率の比較や、これを踏まえた次回の作業計画の検討が可能になり、これまで別々に管理されていた機械情報と農業日誌情報が統合され、農業者はより効率的にデータを活用できるようになる。
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