カインズ 会津若松店で「中干延長米」の販売実験開始2025年3月4日
カインズは、クレアトゥラ株式会社が運営・管理するJ-クレジット制度のプロジェクト「水田メタン削減プロジェクト」に参画した米の生産者と連携。カインズの産地直送売り場「くみまちマルシェ」と生産者直納米売場で、脱炭素活動に貢献した米を販売する取り組みを始めた。
1月24日から実証実験を始めたカインズ 会津若松店(福島県)の売場
クレアトゥラが運営・管理する「水田メタン削減プロジェクト」は、J-クレジット制度の「水稲栽培における中干し期間の延長」の方法論に基づき、直近2年の中干し期間よりも7日間以上延長することで、田んぼから発生するメタンを抑制し、温室効果ガス排出量を削減する活動に取り組んでいる。
カインズでは、2021年10月に公表した「くみまち構想」における「地域産業振興」の一環として、地域で収穫された新鮮な農産物を販売する「くみまちマルシェ」を展開。1月末時点で6店舗に専用コーナーを設け、地域の農産物の流通を促進することで、生産者の選別の手間を減らし、生産者との直接取引によって収益向上や新規参入の促進を図りながら、カインズの近隣地域における生産者ネットワークの拡大を目指している。
この「水田メタン削減プロジェクト」に参画した生産者が生産する、新鮮で脱炭素活動にも貢献した米(中干延長米)の販路を拡大し、生産者の収益向上支援を目的に、カインズの「くみまちマルシェ」で試験的に販売を1月24日~9月30日の期間で始めた。
この実証実験は、「くみまち構想」で掲げる「カインズのあるまちごとカーボンゼロ」にもつながるもの。カインズは、2050年までのカーボンゼロ実現を目標に掲げ、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減を進めるとともに、地域の様々なステークホルダーと協働/共創しながら脱炭素化を推進する。同プロジェクトは、農業分野における温室効果ガス排出削減の具体的な取り組みの1つで、カインズが目指す「まちごとカーボンゼロ」の実現に向けた重要なステップとなる。
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