中型4条刈りに50馬力帯を追加 コンバイン「YH3/4Rシリーズ」発売 ヤンマーアグリ2025年3月13日
ヤンマーアグリは4月1日、能率・精度を高めた中型コンバイン「YH3/4R」シリーズを一新して発売。4条刈りモデルには、主に中山間地の中~大規模農家からの要望が多かった50馬力帯を追加した。
4条刈り中型コンバイン「YH452R,XJU」
4条刈りモデルのYH4シリーズは、常に安定した収穫作業をより高能率に行うため高出力52馬力エンジンを搭載し、スピーディーな刈取り作業でも高精度な脱こく・選別が可能になった。他にも、「自動刈高さ制御」による作業者の負担軽減に加え、セーフティ機能による安全性、点検・整備がしやすい車体機構によるメンテナンス性を向上させ、計画通りの収穫を実現する。メーカー希望小売価格は589万6000円~933万9000円(税込)。
ソリセンサーによる「自動刈高さ制御」
◎「4条刈り中型コンバイン「YH452R,XJU」」主な特長
(1)余裕のパワーとスピード
「YH452R」の場合、作業速度は1.43m/sとなり、従来機に比べて刈取り速度がアップ。速度が上がっても高耐久なロングこぎ胴+ワイド揺動板により、大量の籾を効率よく高精度に脱こくする。あざやか処理胴が枝梗をしっかり取り除き、籾が揺動板全体に拡散することで、よりきれいな選別が行える。
(2)設定した一定の高さで刈取る「自動刈高さ制御」
分草板に取り付けたソリセンサーがほ場の凹凸を感知して自動で刈高さを調整し、一定の高さで刈取れる。刈高さ調整にかかる負担が減り、オペレーターは作業に集中できる。
(3)セーフティ機能による安全性と、点検・整備がしやすいメンテナンス性を向上
稲の流し込みが終わり、手こぎガイドから手を離すと自動でガイドが上がる新方式を採用し、連続作業がスムーズに。手こぎレバーと手こぎスイッチを同時に押している間だけフィードチェーンが駆動し作業時の巻き込み事故を未然に防止する。
また、収穫作業前に機体各部に簡単・確実に注油できる集中注油装置や、作業中のトラブル発生時に素早く対応できるマルチオープン機構など、メンテナンス性を追求した機能も各所に取り入れた。
手こぎ安全装置
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