バイオスティミュラント資材の適正利用に関する自主規格を公表 Eco-LAB2025年4月16日
バイオスティミュラント活用による脱炭素地域づくり協議会」(Eco-LAB)は4月15日、農林水産省が発表した「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン(案)」に準拠する「バイオスティミュラント資材の適正利用に関する基準(自主規格)」を公表。Eco-LABの自主規格とガイドライン解説記事をEco-LABの公式Webサイトで公開した。
Eco-LABは、2023年9月の発足以降、農業協同組合を中心としたネットワークを活かし、バイオスティミュラント資材の検証結果や効果に関する知見を会員間で共有。海外の政策や研究事例の勉強会も重ね、正しい知識の普及と農業現場への活用を推進している。また、自主規格に基づいて評価されたバイオスティミュラント資材のみを使用することを基本方針とし、生産現場での判断基準に役立ててきた。
このほど、農林水産省によるガイドライン案の発表を契機に、業界の関心が急速に活発化した反面、生産現場では情報の混在が見受けられるようになったことを受け、正しい情報を整理・発信し、ガイドラインの普及を推進するために、自主規格を公表した。
この自主規格は、農業現場が求めるバイオスティミュラント資材の基準として、資材の要件と、その試験方法および判定基準を定めたもので、資材の効果を発揮させる条件を特定するための試験方法として、実験室試験(ラボ試験)、圃場試験、安全性試験の手順を示している。これにより、資材の製造販売事業者は農林水産省のガイドラインに準拠した商品表示ができ、資材を使う農業生産者は科学的根拠をもとに目的にあった商品を安心して選択できるようになる。
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