EFポリマーが10億円の資金調達を実施 持続可能なソリューションのグローバル展開と研究開発を加速2025年4月17日
100%オーガニックの超吸水性ポリマーの開発を手がけるEFポリマー(沖縄、ナラヤン・ガルジャール創業者兼CEO)は、シリーズBラウンドのファーストクローズとして、第三者割当増資により総額10億円の資金調達を実施した。
10億円を調達
資金調達は、研究開発の加速、組織体制の強化、国内外での事業拡大、海外製造拠点の設立を目的としている。ファーストクローズに参画した投資家は、既存株主のユニバーサル・マテリアルズ・インキュベーター(UMI)、MTG Venturesに加え、新規株主として琉球銀行、Future Food Fund、津梁ファンドが参加した。シリーズBラウンドは今夏にセカンドクローズを予定し、継続して国内外の投資家の参画を募る。
グローバル展開を加速
同社は2020年にインドで農業用資材「EFポリマー」の販売を開始し、2025年時点で日本、米国、フランスなど累計約400tの販売実績となった。近年の気候変動による干ばつや肥料価格の高騰により世界的に需要が拡大し、現在は20カ国以上で実証実験や商談が進行している。今後は主要市場での体制強化に加え、園芸・造園・緑化など新たな分野にも展開する。
また、化粧品や日用品向け増粘剤に加え、岩谷産業と共同開発した生分解性保冷剤「Cy-Cool」、綜研化学と共同開発した吸水シートなど、農業以外の分野でも事業を拡大した。今後の研究開発では、既存ポリマーの機能向上に加え、オレンジ・バナナの皮以外の原料によるポリマー開発や続可能な製造プロセス、農業分野で「EFポリマー」と他製品を組み合わせた製品の開発、グローバルでの多拠点生産に向けた実証と構築などを進める。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日