最大55kg積載 多用途型運搬ドローン「軽助55」発表 マゼックス2025年5月26日
マゼックスは、最大55kgの積載性能を持つ新型運搬ドローン「軽助55」を発表。6月から受注を開始する。
軽助55
同社が2020年に発売した林業用ドローン「森飛(もりと)シリーズ」は、住友林業との共同開発体制のもと、過酷な山林環境でも安定・安全に物資を運べる機体で。風や傾斜、アクセスの困難さが重なる現場に対応するため、全国の急傾斜地や山間地において幾度も実証実験を重ね、性能を磨いてきた。「軽助55」は、「森飛シリーズ」で培った技術と現場ノウハウを基に、さらなる積載力と用途の広さを追求し開発された。
森飛シリーズ比較表
「軽助55」は、苗木や農作物、建設・設備資材、工具類をはじめ、各種重量物の運搬に対応し最大55kgの積載が可能。過酷な山林環境にも対応し、傾斜・風・アクセス困難な環境下でも安定飛行を実現する。また、「林業」だけでなく、「農業(農作物運搬)」「電力会社(設備資材運搬)」「建設・土木現場(建設資材運搬)」「災害救護(防災資材運搬)」など多用途に展開を想定している。
◎運搬事例
①電力会社での資材運搬
・鉄塔メンテナンスに必要な塗料缶
・保守/点検用工具類:絶縁工具、測定器、小型ドローン、工具ケースなど点検作業に必要な機材
・交換部品/資材:ランス部品、ヒューズ、碍子、電線束、金具類などの小型部品
・安全/保安用品:作業員の安全確保や環境設営に使用する保護具や折りたたみ標識
②林業現場での資材運搬
・植林作業のためのコンテナ苗
・獣害対策資材:獣害防止ネット、支柱、固定用資材など
・植林関連資材:植栽用の杭、マーキング用のフラッグなど
◎「軽助55」製品情報
出荷開始:2025年8月中旬(予定)
ラインアップと価格(税別)
軽助55アドバンス:350万円
軽助55プロ:最終調整
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