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岡山県鏡野町と「災害時における無人航空機による活動支援に関する協定」締結 福田農機2025年12月22日

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岡山県苫田郡鏡野町と、農業機械・ドローン事業を展開する福田農機(岡山県苫田郡鏡野町)は12月15日、地震や風水害などの災害発生時にドローン(無人航空機)を活用した情報収集や支援活動を行う「災害時における無人航空機による活動支援に関する協定」を締結した。

協定書に調印した鏡野町の瀬島栄史町長(左)と福田農機の福田順也社長協定書に調印した鏡野町の瀬島栄史町長(左)と福田農機の福田順也社長

鏡野町は広く山間部も多いため、大規模災害発生時には土砂崩れによる道路の寸断や、被災状況の把握が困難になることが懸念されている。 一方、福田農機は、最新鋭のドローン機材と高度な操縦技術を持つ専門スタッフを擁していることから、農業用ドローン等を最大限に活かして災害支援活動に貢献する。

同協定により、有事の際に民間企業の機動力と専門技術を町の防災体制に組み込むことで、迅速で正確な状況把握を行い、町民の安全確保と被害の最小化を目指す。

また、調印当日は、鏡野町役場敷地内でドローンによる物資搬送のデモンストレーションを実施。農業用ドローン「DJI AGRAS T70P」は機体に専用のリフティングキットを装着することで、最大重量65kgの物資等を搬送できる。この日は、デモンストレーションとしてテントや毛布、2Lペットボトル水12本の搬送を行った。

農業用ドローンによる物資搬送のデモンストレーション農業用ドローンによる物資搬送のデモンストレーション

締結式で鏡野町長の瀬島栄史町長は「ドローンは『空からの目』として、災害初期対応のスピードを劇的に高めてくれます。農業分野で実績のある福田農機様との連携は、町民にとって大きな安心材料となる」とコメント。また、福田農機の福田順也社長は「地域に根差す企業として、私たちが持つ技術を町の安全に役立てられることは誇りに思います。万が一の際、即座に動ける体制を整えてまいります」と話した。

<主な支援内容>
■地震、風水害等の災害が発生、または発生する恐れがある場合に連携して円滑に災害対応を実施。
■鏡野町内の被災地等におけるドローンによる調査、情報収集及び物資の運搬。「人が立ち入ることが困難な被災現場の空撮調査、赤外線カメラ搭載ドローン等による行方不明者の捜索支援。施設等の被害確認 公共インフラや避難経路の安全確認のための空撮、医薬品や緊急物資の搬送支援など」
■支援活動における操縦者の派遣及び機体の提供や認可等の手続き、及び他機関との調整。
■支援活動で得られた映像等のデータの提供と、また日頃からの情報共有や各種訓練等の参加、その他防災に関する相互協力を積極的に進める。

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