ニンジン・レタス生育悪く高値に 農林水産省2015年8月4日
農林水産省は東京都中央卸売市場における野菜の生育状況及び価格見通し(平成27年8月)について、主産地及び卸売会社から聞き取りを行い、結果を7月31日に公表した。
現在の主な品目の生育状況は以下の通り
ニンジンは5月下旬以降の干ばつの影響で生育遅延発生。
レタスは7月上旬の降雨及び7月中旬以降の高温少雨の影響で品質低下が発生。
ピーマンは、定植後からの少雨の影響で樹勢低下が発生。
さといもは6月上旬以降の長雨で病害が発生。
その他ダイコンなどの生育は順調。
◆今後の生育、出荷及び価格見通しは以下の通り
◎ダイコン(北海道70%、青森25%)
北海道の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ニンジン(北海道86%、青森11%)
5月下旬以降の干ばつの影響で、北海道の一部産地で、出荷の切り上がりが早まった。また道内の後続産地で、生育遅延がみられることから、出荷数量は平年を下回るため、価格は平年を上回る見込み。
◎ハクサイ(長野93%)
主要な産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎キャベツ(群馬79%、岩手14%)
関東の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ホウレンソウ(栃木31%、群馬28%、茨城13%、岩手11%)
関東の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ネギ(茨城36%、青森16%)
関東及び東北の産地で、生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎レタス(長野86%、群馬11%)
8月前半は、主要な産地で、7月上旬の降雨及び7月中旬以降の高温少雨の影響による品質低下が発生。出荷数量は平年を下回るため、価格は平年を上回る見込み。
8月後半は、8月以降の天候が順調に推移すれば、出荷数量、価格ともに平年並みに回復する見込み。
◎キュウリ(福島44%、岩手21%、秋田13%)
東北の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ナス(栃木29%、群馬28%、茨城25%)
関東の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎トマト(青森21%、福島18%、北海道18%、群馬11%)
東北、北海道及び関東の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ピーマン(岩手39%、茨城19%)
8月前半は東北の産地で定植後からの少雨の影響で樹勢が低下している。出荷数量が平年を下回るため、価格は平年を上回る見込み。
8月後半は天候が順調に推移し、十分な降水があれば、出荷数量、価格ともに平年並みに回復する見込み。
◎バレイショ(北海道74%、茨城8%)
8月は産地が関東から北海道に切り替わる時期。
九州の産地で4月上中旬の記録的な日照不足による品質低下が発生。4月以降の出荷数量が平年を大きく下回ったため、価格は高値で推移。
8月前半は、北海道の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに回復傾向であるが、これまでの高値傾向の影響を受け、価格は平年を上回る見込み。
8月後半は北海道の産地で生育が順調。出荷数量、価格ともに平年並みに回復する見込み。
◎サトイモ(千葉55%、宮崎30%、鹿児島10%)
九州の産地で6月上旬以降の長雨により病害が発生。出荷数量が平年を下回るため、価格は平年を上回る見込み。
◎たまねぎ(北海道42%、兵庫28%、佐賀14%)
8月は産地が近畿及び九州から北海道へ切り替わる時期。
8月前半は4月上中旬の記録的な日照不足や4月下旬以降の干ばつの影響で、九州産の出荷の切り上げが早くなる見込み。出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。
8月後半は、北海道の産地で本格的な出荷が開始される。出荷数量、価格ともに回復傾向だが、8月前半までの高値傾向の影響で、価格は平年を上回る見込み。
農水省が行うこの聞取り調査は、天候不順で野菜の価格変動が大きくなっている中で、野菜や価格見通しの情報を平成23年度から発信している。これまでの公表資料はホームページで確認できる。
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