生産者を身近に感じるフェス開催 日本橋三越本店 農業女子PJ2015年10月21日
10月21日から27日の間、日本橋三越本店で、「農業女子プロジェクト」2周年を記念した「ハーベストフェス powered by 農業女子PJ」が開かれる。21日のオープニングセレモニーに、齋藤健農林水産副大臣も出席し、農業女子を激励した。
このフェスは、生産者の代表としての農業女子の存在を知ってもらい、その魅力に触れてもらうことがねらい。本館1階の中央ホールと室町口前、7階のはじまりのカフェ、屋上の4か所でイベントが行われる。
オープニングセレモニーに出席した齋藤健農林水産副大臣は、「農業に力を与えてくれるのは、(他の誰でもない)消費者のみなさん」と話し、(農産物を購入する)消費者のうちほとんどが女性であることも踏まえて「女性の生産者が消費者の心をつかんでくれると思っている」と農業女子のメンバーを激励した。
同セレモニーでは、三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長執行役員の大西洋社長の挨拶と、安倍昭恵首相夫人のビデオメッセージも流れ、フェスの開催を祝した。また参画企業17社から女性社員らが登壇、マルシェを開く農業女子メンバー6人も「農業は男性のイメージがあるが、女性も頑張っていることを知ってほしい」と挨拶をした。
1階で開かれる農業女子のマルシェにはすでに来場者が訪れていた。
実際に来場者と話をした農業女子メンバーは「グリーンレモンなど無農薬栽培で作った作物へ興味を持たれる方が多く、その関心の高さを感じた」、「トマトだけでなく、加工品のトマトソースに興味を持ってご購入いただいた」など、今回の開催での手ごたえをすでに感じている様子だった。
フェス参画企業の17社は、すでに様々なイベントを行うことが決まっている。 その中の1つである井関農機(株)は、農業女子ととともに検討した農業女子トラクタ「しろプチZ15」に実際に座ることができるイベントを日本橋三越本店の室町口前で、21日、24日、25日に行う。
初日、三越の本店に現れたトラクタを見た人々は「これは何に使うの?」と関心を寄せ、様々な質問を投げかけていた。担当者は「女性に優しいつくりのトラクタだが、展示会などでは高齢者の方からも好評を得ている」と話した。同トラクタは日よけがついている点や乗り降りがしやすいグリップとステップなどが特徴で、実際に座ってみるとクッション性の高い座席シートに驚く。
またサカタのタネは23日と25日の14時から、農業女子プロジェクトメンバーによる「新野菜」の試食と「新野菜」のレクチャーや苦労話などが聞けるワークショップを開く。
ハーベストフェスの詳しい情報に関してはホームページから確認できる。
(写真)挨拶をする齋藤健農林水産副大臣、井関農機のイベント、齋藤健農林水産副大臣・農業女子・参加企業らがオープニングセレモニーで、農業女子のマルシェ
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